カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「あきすとぜねこ」~突然思い出した昭和のこと

 昨日のことですが、どういう脈絡か、突然小田先生が「あれ?あきすとぜねこって何だったっけ?」とか言い出しました。

 私には一瞬「空き巣とゼネコン」と聞こえたのですが、「空き巣とゼネコンどちらが『悪』か」といった話ではなさそうですし、アリストテレスは哲学者だし、ネブカドネザルはメソポタミヤの王様だし・・・とか思っているうちに、やはり「あきすとぜねこ」には記憶のないような気がしてきました。
 そこで調べてみるとこれは一種の恋占いで、むかしけっこう流行った遊びのらしいのです。
 自分と好きな人の名前をローマ字で書いてから、共通する文字を消しあっていく。そうしてそれぞれ残った文字を数えるのです。
 それがひとつなら「(あ)愛している」、2文字なら「(き)嫌い」、以下「(す)好き」「(と)友だち」「(ぜ)絶交」「(ね)熱中」「(こ)恋している」となり、自分の気持ち(自分の名前から残った文字数)と相手の気持ち(相手の名前からの文字数)が明らかになるというものです。
 何とも他愛なく可愛らしい遊びです。

 私自身は、世代がずれているのかたまたま周辺で流行らなかったのか、いずれにしろこの遊びはしたことはありません。しかし同様に他愛なくかわいいい遊びの思い出はたくさんあります。
 今の子どもたちが受けている強烈な刺激とは、まったく異なり、ゆったりとした時間の中にいた時代です。
 現在の仮面ライダーのように猛烈なスピードのバイクで走りだすのとは違い、月光仮面も少年ジェットもスクーターでトコトコと現場に駆けつけました。しかし悪人たちもまだ、現場でゆっくりと犯罪をやっている最中でした。
 それにしても小田先生、なぜ突然にそんなことを思い出したのでしょう?

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