カイト・カフェ

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「『はじめ』の終わりの9月」~年度の最終月という見方について

 すでに始まっていますが、9月というのは学校にとって特別な意味を持った月です。なぜならそれは、年度の前半の、最後の月だからです。

 9月を終えて10月に入ると、それは「『終わり』の始まり」。1年生は1年生らしく、6年生は6年生らしく、それなりになっていなくてはなりません。

 1年を半分終えても以前のままでは、世間様に申し訳が立ちません。前半の最後がうまくまとめられるかどうか、子どもたちに問うてみましょう。

 さて、9月は英語で言えばSeptember。しかしseptはラテン語で「7」を表す言葉で、7人編成の楽隊もセプテットと呼ばれたりしています。
 同様にOctoberのoctは「8」を表し、だから蛸は「オクトパス(octopus)」と言いますし、音階で音程が8度隔たっている音は「オクターブ(octave)」と呼ばれます。

 それが9月と10月にふた月ずれ込んだのには、二人のわがままな皇帝の存在があると言います。ひとりはジュリアス・シーザー、もう一人はアウグストスです。
 それぞれが自分の生まれ月(7月と8月)に自分の名(ジュライアスとオーガストス)を差し込んでしまったので、月の名は二つずれた、そんなふうに聞いています(*)。
*この説はのちに誤りだと知ります。