「下流社会」

 土曜日に書店で「下流社会」という本を手に入れ現在読んでいるところです。最近流行の「格差本」のたぐいですが、なかなか面白いものです。その一部で、女性の分化が顕著になったという内容を紹介します。

 それによると1980年代初めまでは、女性は結婚して専業主婦になることが夢であり、男性もまたそれを期待する風潮があったのが、女性の社会進出が進み、男女雇用均等法によってチャンスが広がることにより五つの類型へと分化していった、というのです。その五つの類型というのは、

�@お嫁系

 ・・・上昇志向が高く、専業主婦志向も高いタイプ。億万長者とは言わないが年収700万円以上の男性との結婚しか考えていない。30歳前後で年収700万だから、40代・50代の時には数千万円の年収が予定されている。実際には極めて狭き門で、容姿・家柄・学歴など本人の能力もおおいに必要とされる。

�Aミリオネーゼ系

 ・・・30歳前後で年収1000万(月収で100万程度)を獲得する女性たち。高学歴・高所得・高経歴。医師・会計士・弁護士など、いわゆる士族も多い。

�Bかまやつ女

 ・・・(原宿や下北沢でみかける、帽子をかぶった女子。古くさい、おじさんみたいな帽子で、髪型ももっさりしていて、服装は楽ちん風。まるでかまやつひろしのような風貌が特徴)学歴的には専門学校卒が多く、職業的には美容師、ペットトリマー、菓子職人などの資格職種、またはデザイナーなどアーチスト系を目指す女性たち。「手に職」とは考えても上昇志向はない。

�Cギャル系

 ・・・外見はいわゆる「お嫁さんにしたいタイプ」ではないが、本人は22・23歳で結婚して子どもが2・3人いる家庭を夢見ている。また実際にそうなっている場合も少なくない。それはしばしば「できちゃった婚」であり、夫に経済力がないため、とにかくお金のないフリーター夫婦のような場合が少なくない。

�D普通のOL系

 ・・・専業主婦志向ではあるが、裕福な男性の争奪戦に敗れ(あるいは早々に戦線離脱して)今は未婚であり、だからといってミリオネーゼのように仕事に生きがいを見出す意欲も能力も不足している。もちろんギャル系になるにはそこそこ知性も学歴も高く、美容師やアーチストになるほどの美的センスや自己表現欲求はない。女性の多数派。

 さて、私たちの教え子はどう育っていくのだろうか?