カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「9月の最終週です」~6年生はそろそろ中学生になる準備を

 本年度の半分が終わります。衣替えとともに、次の学年への橋渡しをする準備を、子どもたちにさましょう。

 先週の巡回指導員来校の際、係の武村先生がお帰り際にこんなことをおっしゃっていました。
不登校がいないことはよいことです。けれどそういう子が中学に行くとつまづいてしまう。小学校のうちから中学へ入るための準備をしっかりさせてください」

 中1ギャップという言葉はしきりに使われますが、何がそれを引き起こしているかということになるとさっぱり要を得ません。確かに勉強の質が変わってきます。宿題も突然多くなり、学校のメリハリも三つの学期だけでなく、中間テスト・期末テストによって細かく分けられます。ひとつのテストが終わると次ぎのテストの重圧が重くのしかかります。

 部活も始まって厳しい競争にさらされるようになり、小学校の時ののんびり楽しんでいた少年野球や少年サッカーとは異なった様相を見せてきます。

 人間関係は急速に変化していきます。小学校のクラスの中ではなんとか受け入れられていた異質のものも、中学校では容赦なく切り捨てられます。「やらない」「できない」ということを許してもらえません。みんな忙しい中でがんばってますから、他人の分まで面倒見きれないのです。

 勉強、部活、生徒会。中学校生活の三本柱(逆に言えば三本しかない柱)のどこかに足がかりがあればよいのですが、その三つに敗れてしまうと、子どもたちは行き場所を失ってしまうのです。

 さて
 そういう目で高学年の子どもたちを見たとき、さて、中学校の生活に素直に適合して行けそうな児童、どれくらいいるでしょう?