カイト・カフェ

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「他県の動向」~本県、日本一働いているのに学力日本一ではない苛立ち

 「公立小中学校における教育課程の編成・実施状況」という調査が来ていて、昨日は何人かの先生に主として総合的な学習の件でうかがいました。文部科学省から出た全国調査なのですが、その中に「年間授業時数」「特別活動の時数」「授業日数」という項目があります。書いていていやになるのは、そのすべての項目で、もっと数値の高いところに◯をしなければならないことです。

 例えば、授業日数は「175日以下」「176~185日」「186日~195日」「196~205日」「206日以上」の5項目しかありません。私が◯をするのはもちろん「206日以上」なのですが、206日と本校の登校日数211日の間には5日、つまり週単位で言えば1週間も差があるのです。さすがに学力向上が叫ばれる昨今で175日以下というのはないのかもしれませんが、マスがある以上そこに◯をした学校があるとすれば、日数の差は36日です。驚きますね。

 ちなみに本県は学校行事が多いという話もありますが、最大ではありません。もちろん教科道徳の授業時数は最大です。
 私がイラつくのは、それだけ日数と時間をつかっても、本県は世界に冠たる学力県ではないことです。これだけ優秀な先生たちがあれだけの努力と時間をつかっているのですから、人格的にも受験学力でも体育でも、片っ端勝てて当然のはずなのに、なぜそうならないのでしょう?