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「大幅削減、様子見、LINEのID:今年の年賀状はどうだったのか」~私の正月行事⑤

 昨年の大量の「年賀状じまい」に傷ついて、
 今年は出す数を大幅に減らした。
 その結果はどうだったのか、
 付けたLINEのIDはどう利用されたか。 
――という話。(写真:フォトAC)

【年賀状はどうなったか】

 昨年は120通出した年賀状に15通の返信がなく、別に16通の「年賀状じまい」があって大いに傷つきました*1。返信のなかった15通については、特に高齢でもともと来ないと分かっていた恩師や先輩、あるいはのちに寒中見舞いの形で事情説明のあった人たちなので問題ありません。ただ、16通については深く考えさせられました。
 年賀状じまいを送ってきた人たちの大部分は、「年賀状でしか繋がっていない人たち」なので、それを切るというのは「体のいい絶縁」としか思えなかったのです。もしかしたらこの人たちはずっと機会を窺っていたのかもしれません。
 そうなると現在やり取りしている人たちの中にも、チャンスがあればやめてしまいたいと思っている人がいる可能性があります。

 そこで今年は(というか昨年末は)、年賀状じまいをもらった16人に加え、元日に届いた私の賀状を見て返事を書いたと思われる(だから私が出さなければ敢えて関係を続けたいとは思っていないかもしれない)人たち20名も含めて、例年より36通減らして出したのです*2。120通から36通減らしたのですから削減率はちょうど30%になります。
 その結果――。

【もらった年賀状、もらわなかった年賀状の分類】

 松の内の7日までにもらった年賀状は74通でした。昨日(8日)になって来たものも2通ありましたから合わせて76通。昨年末に出した数が84通でしたので、言い方はよくないのですが、回収率90%といった感じです。
 出したのに返事をもらえなかった8名のうち、4名がLINEなどのSNS年賀状、3名がもともと返事を期待していない恩師・先輩。残り1名が惚けた友人(気まぐれでよこす人)です。

 今年(昨年末)例年とは違って出すのを控えた36名のうち、16名は「年賀状じまい」で絶縁宣言をくださった人たち(←相当、根に持っている)ですから当然、今年も来ません。残りの20名は私が様子を見た人たちで、「もしかしたら私が出さなければ勿怪(もっけ)の幸いで年賀状をやめてしまうかもしれない」と考えた人たちです。中には大昔の教え子で、この先も付きあわせるのは気の毒だと思う人もいました。けれど驚いたことに、20名中16名から5日までに届きました。
 年末に年賀状を出すのが遅くて元日に届かなかった人、あるいはもともと正月になって書くのを習慣にしている人、そういう人たちの分は3日以降になりますから、私が出さなかったにもかかわらず気にかけてくださった人が16名もいたわけです。来年はこの人たちにも元旦に届くよう、早めに出すことにしましょう。
 残り4人だけが「勿怪の幸い」組か、私から来なかったことに気づかずに返事をくれなかった人たちです。

 他に9人ほど、やり取りのできなかった人がいます。喪中はがきをくださった人たちです。連絡をいただいたままではいけないので、寒中見舞いでお返ししたいと思います。

 今年も「年賀状じまい」が2通ありました。ふたりとも私より若い男性ですが、ひとりはほぼ同世代、もうひとりは10歳以上若い後輩です。後者の「年賀状じまい」にはとても気遣いがあって、「これからは電話かメールで」と添え書きをして、これまでなかった電話番号もメールアドレスも記載されていました。言われたまま一方的に終わるのも残念ですので、このお二人にも丁寧な寒中見舞いで、これまで付き合ってくださったことへの感謝を伝えたいと思います。皮肉交じりにならないよう、極力注意しましょう(やっぱり根に持っている)。

 以上をまとめるとこんなふうになります。

  • 年末に出した年賀状→84通  
  • 返ってきた年賀状→76通(うち、年賀状じまい2)
  • 返ってこなかった年賀状→8通(SNS4、高齢者3、不明1)
  • 出しもせず、もらいもせず(昨年の年賀状じまい16を含む)→20通
  • こちらは出さなかったのに、あちらはくださった→16通
  • 喪中→9通

 現職のころは250通も出していたのですから格段の差です。

【2年間の経験から理解したこと】

 今までは何も考えず、出したい人に出していた年賀状。昨年の経験から今年はあれこれ考えながら行ったこともありましたが、その結果、今まで気がつかなかったことがいくつか分かってきました。

 そのひとつは、
「みんながみんな、強い思いで年賀状を書いているわけではない」
という、ごく常識的な話です。
 私のように、
「私や私の家族のことを知っていて欲しい、覚えていて欲しい。あなたのことも知っていたい」
 そう考えて文章や意匠に工夫を凝らし、近況を伝えようとする人もいれば、
「通り一遍のあいさつでいい、自分のことは外に出したくない」
という人もいます。後者の人たちにとって、特に人間関係が整理される定年退職後は、年賀状が重荷になることも不思議ではありません。
 年賀状を表現の手段と考えるような人は続けたがり、通り一遍で通してきた人は辞めたがる――それはよくわかることです。

 もうひとつわかってきたことは、世の中の人たちは案外おおらかだ、ということです。記録のいいかげんな人もいれば、“今年は出したい、と急に思い立って出す”といった気分屋さんもいるのです。
 昨年の元旦に、LINEで「あけましておめでとう」の挨拶があって年賀状の返信のなかった友人――今年はLINEに挨拶がなかったので「捨てられたかな?」と思っていたらその日の午後、普通の年賀はがきが舞い込みました。
 妻の先輩で3年前に「年賀状じまい」をいただいた方から、3年ぶりの年賀はがきが届きました。やめていたことに何のこだわりもない中身です。
「やめてみたがやはり年賀状がないと寂しい」という話なら良いのですが、高齢の方ですから、年賀状じまいをしたこと自体、忘れてしまったとしたら心配です。

【添付したLINEのID】

 最後にLINEのIDについてですが、今年もQRコードと電話番号を添えて出しました。3年目です。
 「過去2回は使わなかったのに今年は使う」という人はさすがにいないと思ったのですが、今年、私の方からは出さなかった人の中に、昨年の年賀はがきのQRコードを利用して連絡してきた人がいました。役に立つ場合もありそうです。
 来年はFacebookQRコードも貼ってみようかと思っています。
(この稿、終了)