カイト・カフェ

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「卒業式について、こんなことを考えてきた」~卒業式の朝に

 ボーっとしていたらいきなり卒業式の朝を迎えてしまった。
 卒業式について、新たに話す準備はないが話の備蓄ならある。
 そこでいくつかを選び集め、
 改めて紹介しようと思う。
 という話。(写真:フォトAC)

【卒業式の今日の記事の用意がありません】

 ペットが死んだり伯母の葬式が重なったりとあれこれバタバタしているうちに3月も半ばを過ぎ、ふと気づくとすでに卒業式の週も終わろうとしています。私のブログは学校に合わせて長期休業を取ることにしているため、卒業式と春休みの準備をしておかなくてはならなかったのですが、春の日差しの中でボーっと生きていたみたいです。何もしていません。

 そこで慌てて自分のブログで「卒業」を検索したら、けっこうたくさんの記事を書いていて、そのうちのいくつかはできるだけたくさんの人に読んでもらいたいものだと改めて思いました。
 そこで(本日のブログアイデアがないこともあって)、自分でも気に入っているいくつかをここに並べて、本日のブログ記事とすることで、お茶を濁したいと思います。
 まずは卒業式の前日の話。

【卒業式の前夜】

 教員以外の人にはあまり興味の涌かない部分かもしれませんが、卒業証書授与式という特別な日の前日は、先生たちにとってもちょっと厳かで特別の日なのです。それぞれが思いをもってこの日の夕方を迎えます。それについて書きました。
kite-cafe.hatenablog.com

【卒業式を舐めては困る】

 私は卒業式に対する特別な思いがあります。いまも便宜上「卒業式」という言い方をしましたが本来は「卒業証書授与式」で、そこには重要な意味が含まれているのです。入学式は徹底的に児童生徒中心で、何なら校長も来賓も居なくてかまわないようなものですが(ちょっと言い過ぎました)、卒業証書授与式はまったく違っていて、証書の授与者が中心なのです。それは誰か――。
 法律上は校長ですが理念的には教育委員会、さらにはその背後にいる納税者市民が授与者です。お金を出して公教育を可能にした人たちが卒業を認定してくれる式――だからいい加減な態度は許されないのです。
 これについては、以下に書きました。

kite-cafe.hatenablog.com

【保護者代表謝辞をどうするか】

 昨日まで、PTAの問題を扱ってきましたが、かつて卒業式の保護者謝辞をやめたらどうかという話がありました。学校の行事に「保護者が感謝を述べる場面」を入れるよう、学校が言うのは生意気だというのです。
 絶対にダメです。これについては別ブログに、『卒業式の保護者謝辞をなくせというのは、子どもに「感謝の気持ちなど持たなくていい、自分はひとりで育ってきたのだと教えろ」と言うに等しい』という長いタイトルで書きました。上の記事と、内容的に被る部分があります。

kieth-out.hatenablog.jp

【学級担任、最後の授業】

 卒業式は感動的な行事です。特に卒業学年の担任と生徒にとってはそうです。卒業式のあと、学級担任は教室に戻って最後の授業を行います。
 私も何回か経験があってブログにも繰り返し書いていますが、その一つが以下です。

kite-cafe.hatenablog.com

 ぜひ、お読みください。