「学校は、子どもがいないと本当にいい!」~2学期、ご苦労様でした 来年もよろしく 

 長かった二学期もようやく終わる
 そして2021年も、今日を含めてあと4日
 皆さま、お疲れ様
 来年も似たような年かもしれないが、がんばろう

という話。

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(写真:フォトAC)

【学校は、子どもがいないと本当にいい】

 多くの学校では先週の内に終業式が終わり、今日が仕事納め、明日から年末年始休業というところが一般的ではないでしょうか。長い二学期、お疲れ様でした。

 現職のころ、私はこの“児童生徒の来ない勤務日”というのがとても好きでした。日ごろずっと気になっていた仕事ができますし、突発的な事件も起きそうにありません。だからゆったりできます。
「学校というところは、子どもがいないと本当にいい」
と、本末転倒な考えが頭に浮かんだりします。もちろん口にしたりはしません。ところが昔、同じことを子どもたちの前でほんとうにそう言ってしまった先生もいたのです。学年主任でした。

 中学校の林間学習二日目の朝、学年の全生徒を集めた朝礼の場で、式台に上るといきなり天を指さして、こう言ったのです。
「空を見ろ! すばらしい夏空じゃないか! 清々しい朝、耳を澄ませば鳥たちの声と川のせせらぎが聞こえる。これでお前たちがいなければ、どんなにいいことか!」
 教師である私たちは思わず吹き出しましたが、生徒たちはびっくりしすぎて反応が遅れ、少しざわついただけでした。
《私たちが、いない方がいい、だって…》
 思ったほどウケなかったという類の話で、深い意味はありません。もちろん問題になることはありませんでした。日ごろからそうした物言いをする人でしたし、生徒からの人気もあったのです。
 しかし現代では処分対象でしょう。どんな人気教師も万能ではありません。別に好きとも思わない、あるいは蛇蝎のごとく嫌っている生徒だって一人二人はいるのです。親との盛り上がる話題が学校や教師の悪口しかないという子だっています。万人が承服するような安全な冗談でない限り、言ってはなりませんし、ひとりでも悪意のある子がいればたちどころに破滅です。

 想えば昭和の時代も教師は多忙で年じゅう赤い目をしていましたが、それでも気持ちは楽で牧歌的でした。

 

【来年もよろしくお願いします】

 2021年の学校は前年に引き続き大変でした。
 延期を決めた昨年の3月には、一年延ばせばコロナに打ち勝った記念大会になるはずだったオリンピックは、今年、緊急事態宣言の真っただ中で行なわれることになりました。来年に向けて、ワクチンさえ行き届けば自由になれると思っていたのに、オミクロン株の出現はそうでないことを私たちに教えます。変異株は今後もパイだのローだのといくらでも出えてくる可能性があるのです。また来年も同じかもしれませんね。
 先生方、再び出口の見えなくなったコロナ禍、大変な時代ですが、それでも子どもたちのために、ともに生き抜きましょう。

 それでは、良いお年を!

 2021年は1月6日あたりを再開予定としています。
 3学期もよろしくお願いします。