「大谷翔平の魔法の81マス」〜目標を達成するために

 朝のワイドショウを見ていたら、大谷翔平選手が高校一年生のとき、野球部の顧問から言われて作ったという“魔法の81マス”が話題になっていました。
 これは目標達成のための発想法のひとつで、花巻東高校の佐々木監督はビジネス書でこれを知って、大谷選手を含む当時の野球部員たちに書かせたようです。

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 上の画像は大谷選手が実際に書いたものをエクセルに写したものですが、やり方はこんなふうになります。

  1. 9×9の81マスをつくる。
  2. 真ん中(図では赤く塗られた部分)に一番の目標を書く。大谷選手の「ドラ1、8球団」は「ドラフト会議で8つの球団から指名を受ける」という意味だそうです。
  3. その周辺の8マスに、目標を達成させるための二次的な目標を記す。大谷選手の場合は「変化球(を身につける)「160km/hのスピード(ボールを投げられるようにする)」「キレ(のあるボールを投げる)」「コントロール(を身につける)」といったふうになります。
  4. その8つの新たな目標を、それぞれ中心から見た方向(上の図では矢印の先)に2コマ飛ばして再掲します。
  5. そして再掲されたコマひとつひとつの周辺に、それを達成するための具体的な方法を書き入れるわけです。コントロールを身につけるためには何をするのかといったふうです。

 ワイドショウなどの扱いだと「さすが大谷翔平、高1のときから素晴らしい発想をしている」みたいな話になりますが、例えば「メンタル」の周辺に「ピンチに強い」などとあって、「そのためにどうするのよ」とツッコミたくなる部分もかなりあります。しかしそれは「やはり子どもだな」という問題ではなく、「81マス(6マス重複するので実際には75マス)を埋めるのは容易ではない」ということなのでしょう。
 その「容易ではない」ことが重要で、大変な量を一生懸命考える中で目標への道が見えてくるわけです。

 すべての子どもに「さあやりましょう!」と投げかけるにはちょっと複雑すぎて難しく、これだけのものを完成させるのは容易ではなさそうです。しかしじっくり取り組まなければならない子どもが相手だったりする場合は、かなり有効な気がします。

 覚えておきましょう。