「童話『サンタは生きている』」〜子どもと一緒に勉強する会話

 週日ほぼ毎日ブログを書きながら、ネタに困ってあれこれ考えているうちに気づくのは、「結局私のやっていることは同じことの繰り返しなんだな」ということです。  今日思いついた新鮮なアイデアが何年も前の焼き直しだったり、ふと目に留まった大昔の自分の原稿がえらく新鮮だったり、同じところをグルグル回っているようなものです。  もっとも以前は「同じところをグルグル回っているように見えて、しかし回りながら発展している思考」を螺旋型思考(スパイラル思考)とかいってずいぶんもてはやされたりしましたから、私のもそれだということで、自分を納得させておきましょう。その上で――、  今日思い出したのは、昨日まで書いていた「サンタは実在する」をもとにして、かつて私が書いたミニ童話「サンタは生きている」のことです。書いたこと自体を忘れていた――。  忘れていて、気がついて読んで、けっこう面白かった――。  老後の人生というものも、半分痴呆めいた生活というものも、案外悪くないものです。  人生「一粒で、二度おいしい!!」 【童話『サンタは生きている』】 「ねえ、お父さん、サンタって本当にいるの?」 「いるに決まってるだろ」 「でも、ボク見たことないよ」 「当たり前だろ。世界の子どもの数から計算すると、サンタは子どもひとりにつき10万分の6秒乃至は10万分の7秒でプレゼント配ってるから、オレたちは見ることができねぇんだ。10万分の6秒、小数にすると?」 「0.00006秒」 「そう、よくできた。で、サンタはニュージーランドからオーストラリアに回って日本中国・北朝鮮とプレゼントを配っていくから・・・」 「え?そうなの」 「当たり前だろ(と、地球儀を持ち出して)ホラ、ここが日付変更線だ。ここから12月24日が始まるんだけど、最初に24日になる国は?」ニュージーランド「そう。で、次がオーストラリア東部地区、日本の順。24日になった国から順番に配っていくから大変なんだ。地球の赤道の距離は?」 「ほぼ4万km」 「うん、正解。しかしサンタ赤道に沿って走るわけじゃないから半端な距離じゃない。北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)が追跡しているから調べてみるといい」 「で、サンタはホントにいるの?」 「いるって言ったじゃないか」 「でも、ユウキ君のウチでは、お父さんがプレゼント買ってくるって言ってた」 「あ、あの子・・・・・・アイツ悪い子だからな。悪い子のところにはサンタは来ない。だから親が気をつかって買ってあげてるんだ」 「じゃあ、ボクのところには今年も来るんだ」 「アホ! 中学生のところ来るわけないだろが。このあいだ電話したら中学生にまではとても手が回らないって言ってた」 「あれ、お父さん、サンタさんと電話で話せるの?」 「当然! 友だちだもの」 「友だちなの!?」 「高校時代の同級生」 「ウソ!」 「ウソじゃない!井上三太。45歳。普段は東京の商社でサラリーマンやってる」 「・・・・・・」