「YOUは何しに日本へ」という番組が好きで毎週VTRに撮って欠かさず見ています。
日本にやってくる外国人に空港でインタビューして、おもしろそうだと思ったらあとをついていくという番組です。
それについて先日、次のような記事が配信されました。 『人気番組「YOUは何しに日本へ?」で失敗から偶然生まれたレゲエ・ソングが大反響を受け配信』(2016.08.04《RO69{アールオーロック}》)
それによると、
2015年11月16日の放送内で、番組スタッフが取材したのがジャマイカのマンチェスター生まれのレゲエ・ミュージシャン、マカラフィンが歌うレゲエ・ソングが配信されている。
(中略)
マカラフィンは成田空港で日本にやって来る友人のレゲエ・プロデューサーのロバート・リビングストンを待っていたのだが、いくら待ってもこない様子。というのもマカラフィンは友人が来る日にちを間違えていたのだった。このうっかりミスと番組取材班に声をかけられた経験を彼は歌にしてライブで披露。その模様の全てが番組で放送された。 この楽曲が番組を超えて評判となり、2016年8月3日に配信にて発売されることに。番組内で披露したものよりも、日本語の歌詞が増え一度聴いただけで口ずさめるポジティブなレゲエ・ソングとなっている。
とのことです。
このときの放送には記憶がありました。歌に記憶があるのではなく、友だちの来る日を間違えるといったありえないミスに対して「ああラテン系ってやつはやっぱり――」と微笑ましく呆れたからです。レゲエの大御所が日本に“住んでいた”というのも驚きでした。
私はラテン系の人々に強く引かれる気持ちがあります。太陽のような明るさ、おおらかで屈託がない――それらはずっと憧れていたものであり、それなりに一部分は手に入れてきたものですが、なお圧倒的に不足しているものです。
正直言うと心の奥に“あそこまで屈託なくていいのか?”という思いがあり、そうした思いがある以上(それも屈託ですから)、ラテン系にはなり切れないのです。ただし学ぶところは非常にあります。
RO69で取り上げられたマカラフィンのレゲエ(「マカラフィンMacka Ruffin - YOUは何しに日本へ?」)について言えば次のような歌詞です。
ミスがない人生なんてないし、どんな失敗だってポジティブな意味があるんだ。 心をのぞき込んで、どうやったら楽しくできるのかって、そんなことを考えているときに、 思い出すんだ、これは神様がくれた試練なんだって
どんな失敗だってポジティブな意味がある
確かに。
それを考えなくちゃいけませんね