「私のスマホ事情」④〜Evernoteはほんとうにすごい

 7月28日の「アフターフェア」、「『私のスマホ事情』�B〜オンライン・ストレージ」で、
スマホのメモ帳データやボイスレコーダの音声データをアップできればどんなに便利かと思うのですが、今のところ簡単にはできそうにないのです」
と書いたら旧知のネルさんからさっそくコメントがありました。
「私は、メモにはエバーノートを使っています」

 エバーノートについて全く知らなかったわけではないのですが、とにかく容量が少ない(無料版で最大60Mbytes、有料版《月額450円または年額4000円》で最大1Gbytes)ということなので最初から見送ってしまっていたのです。しかし考えてみるとスマホタブレットは、もともと本格的な仕事には不向きなのです。結局はデスクトップまたはノートパソコンで仕事をするとなると、スマホから送るデータの量などあまり問題ではありません。

 ところで、何かの目的を持って取材に出かけるとしましょう。そのとき私たちは何を持って出かけるでしょうか。
 ノート・筆記用具は必須です。当然カメラも持ちます。インタビューの可能性を考えるとボイスレコーダも持たなくてはなりません。それをバッグに詰めれば後は出かけるだけです。また取材のつもりはなくても、何か飛び抜けて面白いことに出会ったり急な思い付きを記録したくなったりした時も、それだけあれば十分でしょう。エバーノートはそうした要求にすべて応えてくれます。

 初期画面から「新規ノート」をタップするとそこから選択できるのは「カメラ」「ドキュメントカメラ」「手書き」「オーディオ録音」「音声テキスト変換」「Skich」の六つです。このうち「ドキュメントカメラ」は、たとえば机の上に置いたメモ用紙を写真撮影したときにメモの文字のみを画像として残すカメラ、「Skich」は写真に注釈を書き込むアプリ(のよう)です。
 スマホで「手書き」入力を活用する人はそうはいないと思いますがタブレットだと便利な使途もいるでしょう。そして特筆すべきは「音声テキスト変換」。これはボイスレコーダのように吹き込むと、自動的にテキストに変換し記録に残してくれるものなのです。
 スマホのアプリで記録を残す場合、文書にはタイトルをつけ、画像はサムネイルでと、それぞれあとから検索しやすいようになっているのですが、ボイスレコーダだけは入力日時だけで、何が録音されているかを瞬時に確認することはできません。それが「音声テキスト変換」では文字としてタイトルのように残るのです。音声を聞きたければそこをタップすればいいですし、あとで編集する際はその文章をコピペすれば用が足ります。

 文書も音声も画像も、あとで検索しやすい形で簡単に残せる、本当に優れものです。
 これで私はルンルン気分(今はこんな言い方をしないだろうなあ)で取材に出かけられるというものです。ネルさんありがとうございました。

 ただし今の私は、かつてのように毎日「デイ・バイ・デイ」を書いたり、子どもに何を話そうか悩んだりといったことがなくなっているのです。そもそも取材の必要がないのです。
 それが現在の悩みです。