カイト・カフェ

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「ラジオ体操とピタゴラスイッチ」

 ドックに行く前から体の不調、というより不備が目立ってきたこともあって先月(12月)の初めからラジオ体操をすることにしました。とりあえず一か月半続いています。
 ところがある日、ラジオの調子が悪くてテレビで代用しようとしたら、思わぬ発見がありました。Eテレの「テレビ体操」は「みんなの体操」というテレビでしかやらない体操とラジオ体操の第一・第二、合わせて三つの体操から毎日二つを選んで、6時25分から10分間やっているのです。体操の組み合わせにどういうパターンがあるのか今ひとつ分からないのですが、そのために毎日が行き当たりばったりでそれがなかなか面白いのです。
 例えばある日、6時25分から「みんなの体操」、6時30分からラジオ体操第二。途中でテレビの音声を消してラジオをつけると第二を見ながら第一をやるという面倒くさいことになる。時々テレビに騙されて第一の音楽で第二をやっていたりします。
 テレビもラジオも第二という日もありますが、音(ラジオ)と映像がずれますから、これもまた難しいという訳です。

 テレビでラジオ体操を見て改めて知ったこともたくさんありました。まず、足幅がとても狭い。「足を肩幅に広げて」というのは分かっていましたが本気で考えたことはなかったのかもしれません。運動によって、私は目いっぱい足を広げているときがありました。しかしテレビの出演者たちは本当に肩幅です。その分、しばしば危ういほどに不安定です。
「胸の運動」は私の場合腰の運動でした。あれは胸を広げればいいのであって腰まで曲げる必要はなかったのです。
「横曲げの運動」は腕が耳に着いたまま曲げられる範囲で曲げればいいので、思い切り深く傾ける必要はありません。きびきびとはしていますが、その様子はまるで楽をしているようにすら見えます。
 上体を回す運動では両手が常に平行になっていることが最重要、そんな感じがします。身体をねじる運動は最初の3拍は振る腕の位置が意外に高く、4拍目に下げて5拍目高く、6拍目も下げて7拍高く、8拍目下げて、最初からというふうになります。
 そのほか細かな点でいくつもの思い違いがあり、もっと早く見ておけばよかったと思いながらの15分間です。

 ラジオが第二体操に移ろうとするとき、テレビ体操は終わって「ピタゴラスイッチ ミニ」が始まります。ピタゴラ装置をひとつ紹介して、日替わりのコーナーを一つ、そして別のピタゴラ装置を動かして終わる5分間の番組です。
 ピタゴラ装置というのは日常的な品物を組み合わせて連動させる装置で、ビー玉が転がっていく最後に「ピタゴラスイッチ」か「ピ」の文字が掲げられます。どれもとても良く工夫されていて感心します。

 毎日毎日こんな装置に頭を悩ませる生活というのも羨ましいものだなあと、体操をしながら思っていたりもします。