「血液型の話」~A型・B型・AB型、残るひとつはなぜC型じゃないんだ?

 カレンダーを見ていたら、今日はオーストリアの病理学者ランドシュタイナーという人が血液型を発見した日だそうです。(1900年)。

 このときランドシュタイナーは3つの血液型を発見し、これにA型、B型、C型と名付けます。翌々年、今度は別の学者が第4の型を発見します。それがD型と呼ばれたかどうかは分からないのですが、8年後、この第4の型はA型・B型の両方の性質を持つことからAB型と名付けられ、それに伴って“A型・B型両方の性質を持たない”C型は、O型に名称変更されます。
 私は長いこと、O型というのは反応が“0(ゼロ)”なので“0(ゼロ)型”と名付けられたのが、いつの間にか“O(オー)型”になったという話を信じていましたが、今回調べなおしたらドイツ語の「ohne」(「〜ない」などの意味)の頭文字である可能性が高いとのことです(ミニガセネタ列伝みたいなものだ)。

 ABO型の血液検査は概念的に言うとA・B2液を用意し、A液と反応して凝固する血液がA型、B液に反応して凝固するものをB型、どちらに対しても固まるものがAB型、どちらに対しても固まらないのがO型、とそんな感じになるみたいです。

 いずれにしろ手術に際して輸血が非常にうまくいく場合と、輸血自体が死を招く場合があるという極端な背反はこれによって解消されたわけで、医療の世界は格段に進歩したはずです。しかしそれがわずか100年前のことだったというのも驚きです。

 血液型の割合は民族によって異なっているようで、オーストラリアのアボリジニにB型・AB型はなく、ブラジルの先住民ボロロ族は全員O型だと言います。
 日本人はA型・O型が多く、AB型が極端に少ないと思っていたのですが、AB型9・4%というのは国際的には「非常に多い」部類に入ることが分かりました。どんなことでも調べてみるとおもしろい結果が出てくるものです。