新学期が始まります

 新学期、子どもたちはきっと新しい気持ちで新しい目標をもって登校してきます。その前向きな気持ちを捉えそこなわないようにしたいものですね。

「1月」

 日本では旧暦1月を睦月(むつき)と呼び、現在でも新暦1月を睦月と呼ぶ場合があります。語源としては親族一同集ってお祝いをする「睦び月(むつびつき)」の意であるとするものが有力です。

 英語のJanuaryは、ローマ神話の神ヤヌスにちなむと言います。ヤヌスは入り口とドアの神ですから、1年の入り口にふさわしい名前がついています。

 1月の別名に「正月」がありますが、現在は主に「三が日」または「松の内」だけを表す場合が多いようです。「三が日」というのは1月1日から1月3日まで、「松の内」は1月7日まで(昔は1月15日まで)とするのが普通です。

 元日の朝は「元旦」です。「旦」の字は水平線の上に日が昇ってくる象形文字ですから、午後になっても元旦というのは正しくありません。昔は太陽が上がる瞬間が一日の始まりでしたので、元旦はまさに一年の始まりを意味したのです。

 今でもそうですが、昔から日本では一年の初めと終わりを非常に大切にし、年が改まるとすべてが変わるというふうに考えてきました。年齢も、昔は誕生日にひとつ年を加えるのではなく、何月生まれの人であってもすべて1月1日に年を取りました。年末年始のことを「お年取り」というのはそのためです。

 年をひとつ取って生まれ変わる日ですから、元日は前の年にお世話になった人のところに挨拶に出かけたり、遠方の方には手紙で挨拶したりするなどしました。この挨拶回りのことを「年始回り」と言い、挨拶状を「年賀状」と言い、現代につながっています。

 正月と言えば子どもたちにとっては「お年玉」が一番大切ですね。

 年の暮れには「お歳暮(せいぼ)」といって目下の者から目上の人に贈り物をする風習があります。それに対して年始の方は、返礼と目上の人から目下の人に物を送る習慣がありました。年を取ってから賜(たまわ)るものですから「お年賜」=「お年玉」になったと説明されています。もともとは大人同士のものでしたが、いつからか大人から子どもへという一方的なものになりました。

 1月の年中行事にはさまざまなものがあります。

 初夢・ことはじめ・書初め(2日)、七草(7日)、鏡開き(11日)、成人式(第2月曜日)など。それぞれにまつわる話については調べてみてください。

 1月の誕生花は福寿草水仙。誕生石はガーネット(柘榴(ざくろ)石)だそうです。星座はやぎ座(1月20日頃まで)からみずがめ座(1月21日頃から)に移ります。