昨日の日本チームは残念でした。ベスト8を狙う千載一遇のチャンスだったようにも思いましたが(とりあえず相手がブラジルやスペインやポルトガルじゃない!)、相手が一枚上だったようです。
火曜日の夜は(昨日のことがあったので)自重してテレビをつけず、朝になって結果を知ったのですが、見たらPKを外した駒野のお母さんがたくさんのマイクロホンを向けられ、インタビューを受けていました。「本人も悔しいでしょうが・・・」といった話をしておられましたが、何か目がうつろで、ほんとうに切なそうでした。こんなときに母親のインタビューもないだろうと、私もやりきれない気持ちになりました。
◯◯高校から早稲田大学、広島カープへと進んだM・N選手の母親は、息子が出て負けた試合の翌日は、会う人ごとに「昨夜は申し訳ありませんでした」と謝って歩いたといいます。
△△高校のN・A選手の実家は、甲子園で勝ち進んだ際、毎回数台のバスをチャーターして応援に行ってくれる人を運んだため、数百万円の出費があったそうです。
優秀な息子を持ったばかりの苦労というのもあります。だからといって冴えない息子を持った幸せというものが感じられるわけでもありません。
さて、
7月になりました。旧暦では文月(ふみづき、ふづき)と呼びます。その由来は7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を風にさらす風習があったからだとされています。しかし異説も多いようです。また、秋初月(あきはづき)、七夜月(ななよづき)といった呼び方もあります。
英語ではJuly。ユリウス暦をつくったローマの政治家、ユリアス・カエサル(ジュリアス・シーザー)に由来します。
7月の行事といえばまず七夕。ほんらいは中国の五節句にちなみ「しちせき」と読むのが正しいようです。7月7日の夕刻には精霊棚をつくって死者を弔いました。そこから「七」と「夕」が使われます。この盆行事にもともと日本にあった棚機姫(たなばたひめ)の伝説と中国の牽牛・織女の話が混ざり合い、その結果「七夕」は「たなばた」と読まれ、織姫・彦星の伝説が重なるようになったのです。
他にはアメリカ独立記念日(7/4)。「7月4日に生まれて」という題名の映画もありました。
7月14日はフランス独立記念日。こちらの方はフランス映画「7月14日」(1933)に「巴里祭」などという粋な日本語名を付けた人がいたため、長く日本人だけが「パリ祭」の名で親しんでいました。
夏祭りも始まります。博多祇園山笠(7/15)、京都祇園祭・山鉾教巡行(7/17)、大阪天神祭(7/25)、隅田川花火大会(7月最終土曜日)などが大きなところ。その他、多くの地区で村々の祭が行われます。
海の日は7月19日(毎年第三月曜日)。以前は意味の記念日という名前で、1876年(明治9年)明治天皇東北巡幸の際、それまでの軍艦に代えて灯台巡視の船「明治丸」で航海し、7月20日に横浜に帰着したことを記念したもののようです。祝日法では「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」ことを趣旨としているそうです。
そして夏休みが始まります。
7月の花はユリ、トルコキキョウ、蓮、誕生石はルビーです 。