カイト・カフェ

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「子どもたちにとっての有史」~バンクーバー・オリンピックに寄せて

 土曜日、朝起きて新聞を見たら、「今日、バンクーバー・オリンピック 開幕」とありました。
 分かっていたことなのに、これを取り上げて大騒ぎしておくことを忘れていました。子どもたちには、せめて地図でバンクーバーの位置を確認し、前回のトリノ・オリンピックと次回のソチ(ロシア)くらいについては話しておくべきでしょう。

 ところで、たまたま帰省していた娘に、「お前にとって、ここまでは教科書で学ぶ歴史、ここからはリアルタイムで体験した歴史(有史)という境は何?」と訪ねたら、即座に「9・11」と答えが返ってきました。
 20歳のこの子にとって9・11が世界の始まりであって、オウム事件阪神大震災長野オリンピックさえも有史以前ということになります。

 そう考えると、大部分の小学生に取ってトリノ・オリンピックも有史言以前、北京・オリンピックだって怪しいものです。せっかくの機会ですので、たくさん話をして、子どもたちを一歩世界に近づけてみましょう。

バンクーバー

 カナダのブリティッシュコロンビア州南西部に位置する同州最大、カナダ国内では第8位の人口規模の都市。周辺都市を含めた都市圏人口は国内第3位である。美しい山々と海に囲まれた世界でも非常に美しい都市の1つ。街は貿易港として、また新林産業の拠点として発展を続け、自然と高層ビルが共存した独特の美しい町並みを作り出している。バンクーバー市内での見所としてはダウンタウンにあるバンクーバー美術館やカナダ・プレイスなど。またスタンレーパークは豊富な自然を味わえるバンクーバー市民の憩いのスポットになっている。ビクトリア調の建物が街のあちこちに見られ、古きよきイギリスを忍ばせる街としても人気が高い。