ドイツのデュッセルドルフ日本人学校の児童・生徒27人と家族2人の計29人が新型インフルエンザに集団感染したそうです。ドイツ全体で78人しか罹っていませんから、日本人だけが異常に罹っていることになります。
そういえば、あれほど神経質に対応したのに、日本国内で500人もの感染者が出るというのも分かりません。日本人は異常に弱くなっているのでしょうか。
海外でウォシュレットトイレがまったく売れないそうです。日本では一般家庭でも広く普及しているのに、外国では高級ホテルのスイートルーム・レベルまで行かないと需要がないのだそうです。
西欧の場合、ペットボトルのリサイクルというのも概念が異なり、きれいに洗ってまた利用するというやり方なので、ボトルの透明度はかなり低く、うっかりすると中に固まったガムが入っていることがあると聞きました。そこそこ大量の石油を使い、改めて作り直す日本のペットボトル・リサイクルとは概念が違います。
こうした日本人の衛生意識は好ましくもあり頼もしくもあると思うのですが、昨日のPTA懇話会の「学校への要望」などを聞いていると、それにしても行き過ぎなのではないかと思ったりします。
今年2月、こんなニュースがありました。
『2月23日に横浜市の理研横浜研究所で報道関係者を対象に開かれた「製薬協プレスツアー」(主催=日本製薬工業協会)で、谷口センター長は「スギ花粉症ワクチン開発」と題して講演。この中で
▽生後早期にBCGを接種させる
▽幼児期からヨーグルトなど乳酸菌飲食物を摂取させる
▽小児期にはなるべく抗生物質を使わない
▽猫、犬を家の中で飼育する
▽早期に託児所などに預け、細菌感染の機会を増やす
▽適度に不衛生な環境を維持する
▽狭い家で、子だくさんの状態で育てる
▽農家で育てる
▽手や顔を洗う回数を少なくする
―の9か条を紹介した』
適度な不衛生、少々厄介ですが、考えてみる必要もあります。