育児の問題

 以前にもお話ししましたが、文明というのはもともと人間個人がやっていたことを機械やシステムに任せてしまおうというものですから、必然的に人間を依存的にしてしまいます。何でも自分でやらなければ気がすまないという大人は、野蛮人で、文明人は赤ちゃん帰りしていきます。

 学校に要求されることの一部はこうした赤ちゃんによって発せられるものです。したがて議論がどうしても噛み合わない場合が出てきます。何を言ってもダメ、どう手を変えてもうまくいかない、そんなケースです。

 こんなとき行わなければならないことは二つです。

 一つは論理や理屈で追い詰めないこと、怒鳴ったり殴ったりしてもダメで、基本的には背中をトントンと叩いて優しくしてやるしかありません。これは皮肉や揶揄ではなく、まじめな話です。

 もう一つは一刻でも早く、一歩でも先に進んで大人に育て上げるということです。そのためには、落ち着いた状態で丁寧に教育していくしかありません。トラブルの発生している状態ではだめで、普段の生活、普通の会話ができる状態のときにたくさんの智恵を授けていくのです。学級懇談や地区懇談会、学年・学級だより、大切にしたいですよね。

 もちろん、学校への要望の大半は理に適った大人の要望です。そこは見極めなければなりませんが、どうしてもうまくいかないときは、根本的に見方を変えてしまうしかないのです。

 (私は、昨日、とても頭に来ることがあって、それで多少キレ気味です)