緑の錦

 緑の美しい季節となりました。 落葉樹はいっせいに新芽を沸き立たせ、イチイのような常緑樹も枝先に柔らかい黄緑の葉を伸ばすようになっています。山を見ると、さまざまな緑がひしめき合って、まさに「緑の錦」といった雰囲気です。

 緑色をあらわす和名には「若葉色」「裏葉色」「浅緑」「白緑(びゃくろく)」「柳色」「若苗色」「鶸(ひわ)色」「若草色」「若菜色」「萌黄色」「鴨の羽色」「青丹(あおに)色」「苔色」、など実にたくさんの種類があります。また、交通信号の緑を「青」と表現したように、日本語では青と緑を厳密に区別しない風がありますから、「青磁色」や「若竹色」といった青系の色も「緑」に加えることができます。

 以前、この季節の野山を「さまざまな緑を描き分けよう」と、図工の時間の時間のテーマにしてすっかり失敗したことがあります(3年生)。なんだかぐちゃぐちゃした変な画面になってしまったのです。5・6年生くらいならもっとうまくできたかも知れません。

 

 この美しい「緑の錦」も、あと一ヶ月もすれば、かなり単純な緑のかたまりに溶け込んでしまいます。子どもたちと一緒に、十分に楽しみたいですね。