親に殺される子どもたち

 大きく取り上げられた芸能人の泥酔事件の陰で、大阪の少女が母親に殺されて埋められてしまいました。両親の離婚の際、双子の妹が実父の方についたのに、「お母さんと一緒がいい」とついてきた姉の方が、見捨てられてしまったのです。

 私は、子どもが苦しむのを平気で見ていられる神経というものがまったく理解できません。

 子どもの苦しみを受忍できるのは、非常に高い価値のためにその苦痛が必要とされる場合で、なおかつ苦痛がその子の能力の範囲内にある場合、そして子ども自身が苦痛を前向きに受け入れている場合だけです。それは例えば、部活の大会で優勝するために激しい練習に耐えるとか、目指す学校に合格するために受験勉強に耐えるとかいった場合であって、それ以外のどんな時も、子どもはすべての苦痛から自由でなくてはなりません。

 親が自分の子どもの苦痛に無感覚になって行くプロセスは理解できませんが、無感覚になっている状況は察知できるかもしれません。

 家庭訪問も後二日。

 疑うわけではありませんが、そういう意味での家庭の匂いに対しても十分に配慮してきましょう。