クリスマスというのは「キリストのミサ」(Christ + mas)で、イブというのはeveningの古語の「even」が語源。つまり「キリストのミサの夕べ」という意味なのだそうです。
「キリストのミサの夕べ」が、25日ではなく24日に行われるのは、教会暦では1日の終わり(次の日の始まり)が日没に設定されているため、24日の日没をもってクリスマスの日が始まるためだといいます。そのあたりは、日本の旧暦で一日の終わり(新しい日の始まり)が日の出に設定されたのと似ていて、面白いと思いました(ちなみに、旧暦で考えると新年の二年参りも日の出前に行けばよかったわけですから、今よりずっと楽でした)。
毎年この時期になると、クリスマス・イブにサンタさんからプレゼントをもらった子が、わずか一週間後にお年玉をもらうという日本の子どもの贅沢にイライラした気分になります。しかしその一方で、日頃は忙しいお父さんやお母さんが必死に家に帰り、家族団らんでケーキを囲む日があるのもいいな、という気持ちもあります。
いずれにしろ、子どもの贅沢を計算に入れなければ、目くじらを立てることもないのかもしれません。
先生方も、今日くらいはできるかぎり早く家に帰り、家族孝行するようにしましょう。