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「作品を残そう」~保護者に教えてあげたい”子どもの作品をいつまでもとっておく方法”

 大人になっても歌が好きで歌をやめない人はたくさんいますし、カラオケでマイクを絶対離さない人もたくさんいます。しかし、大人になっても絵を描き続けているという人はかなり少なくなります。ましてや美大出身でもないのに日曜日は彫刻、という人はかなりの少数派です。

 私は、自分の娘が高校1年生終わりに「お父さん何にしよう」といって選択科目を決める用紙を持ってきたとき、軽いショックを受けました。何となく学校にいる限りは音楽も美術も書道もやってくれるような気がしていたのです。結局書道を選んだ娘の美術作品を、見ることはそれきりありません。やがて絵を描くことが億劫になり、いつか絵が苦手な人間に育ってしまいます。

 子どもが図工や美術と関わっている時間はけっこう短いもので、小中学校9年と高校1年の合わせて10年間だけです。わずかな時間なのでその間の作品はすべて残しておきたいのですが、絵のサイズはバラバラで扱いにくく、造形物となると本当に嵩張って邪魔臭いものです。いつか壊され、潰れ、捨てられてしまいます。
 そこでアイデア

 特に重要で保管しておくものを除き、あとはすべて写真に取って画像として取っておくのです。これだと邪魔になりませんしデジカメだと記録も残ります。
 やたら転勤の多い警察官のお宅から教えていただいた技です。

 たくさんの作品を持ち帰る時期です。クラスの保護者に教えてやると良いでしょう。ただし「写真に撮って潔く捨てましょう」というのではなく、「なくなってしまう事もありますから、撮っておきましょう」ということで。