カイト・カフェ

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「教師のための教育目標もある」~本校の学校教育目標について

 私は若い頃、「学校教育目標」というのは一種のお題目で、教室の正面に飾ってただ眺めてればいいもの、くらいにしか思っていませんでした。しかし年を経て、さまざまな先生のさまざまな活動を見ているうちに、これが非常に大切な、学校運営の要であるようなものと思えるようになってきました。なぜなら、それがないと学校がバラバラになってしまうからです。

 ことにウチの学校のようにベテランが中心だと、それぞれの先生に確固とした教育理念があり、それぞれに自信のある分野や信念があります。それを野放しに開放してしまうと、全体としてはむしろうまく行きません。「船頭多くして、舟、陸を登る」というのとは少し違いますが、強力な歯車もかみ合わなくては意味がないのです。

 学校教育目標というのは、その学校が独自に設定する努力目標の最低基準です。「それぞれお考えもあり、達成したいことや願いがあるかもしれませんが、最低限、これだけは一緒にやりましょう」というのがその趣旨です。

 さて、本校の今年の教育目標は「児童も教職員も瞳を輝かせ、期待感をもって登校し,満足感を持って帰宅できる学校」です。
 1学期の初めから、「『児童』が瞳を輝かせ、期待感をもって登校し,満足感を持って帰宅できる学校」づくりの方策はさまざまに探り、手を打ってきました。しかし「教職員」についてはほとんど手をつけていません。
 2学期、余裕のあるうちにそれを考えておきたいと思いました。

 ところで、皆さんにとって、「瞳を輝かせ、期待感をもって登校し,満足感を持って帰宅できる学校」とはどんな学校なのでしょう?