せっかく4年に1回のビックイベントが開かれているのですから、教室で繰り返し話題にしていくのがいいのかもしれません。高学年の教室には、地球儀や世界地図を置いておけば、さらに効果的です。
オリンピックは古代オリンピックと近代オリンピックに分けられること。古代オリンピックでは戦争の最中も戦闘を休んで競技が行われたということ。
近代オリンピックはフランスのクーベルタン男爵によって1896年にアテネで始められたこと。1964年には東京で大会があったこと。日本大会、中国大会と言うものはなく、すべて都市が誘致し、都市名によって行われること。
今回の北京大会には、204の国と地域から1万1200人もの選手が参加していること。28競技302種目もの競技が行われることなど、私たちには常識だったり新聞を見ればすぐに分かることでも、子どもたちにとっては新鮮なことが山ほどあるはずです。何しろほとんどは1998年の長野大会のときですら生まれていなかったのですから。
ちなみに、夏季オリンピックは閏年に行われることになっています。閏年もオリンピックも4年おきですから必ずそうなります。またアメリカ大統領選挙も4年おきの閏年に行われますから、3つセットにして覚えておくとなかなか便利です。
冬季オリンピックは、1992年まで夏冬同年開催だったのを1994年のリレハンメルから2年おきの交互開催にとしています。したがって次回は2010年、バンクーバー大会です。次回の夏季大会はロンドン(2012年)と決まっています。