「思ひ出」~”この親にしてこの子あり”と思った話

 明日は中総体(中学校総合体育大会)◯◯ブロック大会です。それぞれの郡市の大会を勝ち抜いた生徒たちが県大会を目指してがんばります。△△中(*)もがんばって欲しいものです。

 私も、以前は女子バレーボール部の顧問として、この時期はかなり心を躍らせたものです。ただし成績はいつもイマイチで、人に語るほどのものはありません。さまざまに理由はあるのですが、基本的には監督(私)の能力に問題があり、特に勝ちたいばかり何時も同じ選手を使ったことは、かつてのジーコ・ジャパン(サッカー)と同じで致命傷でした。

 同じ選手ばかり使うのでレギュラーは胡坐をかき、補欠はやる気を失い、そのうちにレギュラーと補欠の力量に、越えがたい差が生まれます。その結果、補欠の子は絶対に使えなくなるのです。

 それでも何とか郡市大会を勝ち抜きブロック大会に進んだのですが、結局1回戦敗退で終了しました。その最後の大会、絶対使ってもらえない補欠のご両親が、そろって応援に来てくださっていて、ちょっと驚きました。お父さんに聞くと、
「夕べ、娘が私どものところに来て、手をついてこんなふうに言うんですよ。
『いろいろ迷ったけど、言います。明日はたぶん最後の試合です。私は絶対に使ってもらえないと思うけど、一生懸命応援するから、私が応援するところと選手たちを見に来てください』
 もともと家内は来るつもりでしたが、それならと、私も予定を差し繰って応援に来ることのしたのです」
 頭が下がるとともに、心が大いに痛みました。

「この親にして、この子あり」といった話です。
 私が一番ダメでした。
*△△中・・・私の勤務校の卒業生の大半が行く中学校。