「リアルな感覚」~予想はできても、逮捕されるまで現実感のない子どもたち

 山中先生に教えていただいた「予告.in」というサイトを見てきました(現在は閉鎖中)。爆破・殺人予告とその逮捕者ばかり並べているホームページです。
 驚いたことに6月14日から昨日まで、ほぼ毎日1人〜4人の逮捕者がいて、その数は10日間で20人にもなります。

 昨日は長野県松本市の高校生が、路上からゲーム機(PSP)を使って近くの民家のLANに無断で接続、掲示板に殺人予告を書き込んだとして逮捕されています。これなどはやった方もすごいが、捕まえた方もすごいと言わざるを得ない事件です。路上から書き込んでもつかまるのですから。

 ネット上の掲示板に爆破・殺人予告を書けばほぼ確実につかまると知りながら、なぜ若者たちは書き込んでしまうのか。
 これについてジャーナリストの井上トシユキという人は面白いことを言っています。(6月23日19時5分配信 J-CASTニュース)  
彼らは捕まることは頭では分かっていても、いざ捕まってみて『ああ、本当に捕まるんだ』と、初めて実感を持っているのでしょう。私たちの世代でも、ちょっとした悪いことを『どこまでやると、親に怒られるのか』といった感覚で試してみたことありますよね? 彼らも、『living on the edge(境目を生きる) 』というか、それに近い感覚で犯罪予告をしてしまっているのだと思います

 何となく分かる話です。そう言えば私だって、若い頃はかなり現実感のない生活を送っていました。

 さて、しかしそうなると、問題はこうした夢見心地な子どもたちに、いかにしてリアルな感覚を身につけさせるか、ということになります。今の子どもたちが変わっているわけでなく、永遠のテーマなのかもしれません。