昨日、全校朝会の後で昇降口に寄って右の写真を撮ってきました。
見事に下足がそろっています。
以前にもお話しましたが、一人ひとりが自覚しただけでは、こんなふうにクラス全員の靴がそろうことはありません。もちろん「自覚」は大切ですが、毎日のことに全員が自覚し続けるなどということは、ありえないのです。必ず誰かがいい加減になったり忘れたりしてしまう・・・にもかかわらずこんなふうにそろっているとしたら、それは誰かがさりげなく直しているに違いありません。
最初、担任の先生が直したのかと疑いましたが、たぶんそうではないでしょう。なぜなら良く見ると一つだけ、右の靴が下足箱からはみ出しているのが見えるからです。きっと後から遅れてきた子のものでしょう。担任だったら、一人欠けた教室を後にして靴そろえに来たりしませんから、きっと児童が直してたのです(遅れてきた最後の子の分を別として)。それも最低2〜3人は必要です。毎日のことですから、一人ではいつか疲れ果ててしまうのです。
こんなふうに靴のそろうクラスには、進んで縁の下の力持ちになろうという子が何人もいるのです。そしてそんな子たちは靴そろえだけではなく、ほかの場面でもきっと静かにクラスを下支えしているはずです。
そうした子が何人もいるクラスは、きっと気持ちの良いクラスに違いありません。そんな子どもたちを育てたいですね。