親の理不尽な話に延々とつき合わされ、怒りたい気持ちを抑え、ひたすら忍従の時間をすごした担任教師が、翌日、教頭先生に報告をした上で、
「先生、私たちの仕事って、こんなにも耐えなければならないんですか」
と訊ねたそうです。
それに対して教頭が、
「耐えてくれ、相手と同じレベルになって怒っても、問題が複雑になるだけで何にもいいことはない。我慢していれば埒はあくが、我慢しなければそこから泥沼が始まる」
まあ、そんな言い方しかないのかもしれません。
シーソーと同じで、より軽い者が上にいて、重い方が下にいるのです。