なんだか禅問答みたいな表題ですが、昔、誰かに教わった問題解決のための2種類の考え方「二つ」と「三つ」を励行しています。
まず一つ目の「問題解決のための二つ」ですが、これは何かに行き詰ったら、
①それまでやってきた方法を180度転換するか、
②それまでやってきたものをさらに徹底する、
というものです。
ただし、180度転換する場合は、絶対に元の方法に戻らない覚悟が必要で、180度転換したものを元に戻すということは、また180度変わることですから振れ幅が大きすぎます。それは方向が定まらないのと同じことです。
二つ目の「問題解決のための三つ」は次のようなものです。
①問題を見る視点を変えてみる。
(真正面に見据えていたものを斜めから見てみる。裏から見てみる。新鮮な目で見直す)
②本質に立ち返る。
(もう一度最初から検討しなおしてみる。原理的なものに立ち返る。そのことの必要性や存在そのものから検討しなおす)
③放り出す。
(時間が解決するしかなかったり、待っていれば何とかなる)
この「問題解決のための『二つと三つ』のふたつ」は、場合によって使い分けます。
どちらが適切なのかはケース・バイ・ケースですから。
さて、これだけの説明では何のことか分からないでしょう。しかし何か問題を抱えて行き詰ったとき、この二つを頭に置いて試してみると案外うまく行くことがありますし、うまく行かなくても、他に方法があるのではないかと悩まずに済みます。
それが、この「二つと三つ」の一番いいところです。