子どもの将来については定見を持て


 よく「子どもの将来を親が決めてはいけない」といったりしますが、そのために横峰さくらの父親や宮里藍の父親が世間の非難の集中砲火を浴びたという話は聞いたことがありません。五嶋みどり・龍という世界的バイオリニストだって、木村拓哉を始めとするジャニーズ系のタレントだって、ほとんどは親が道を決め、子どもが乗ってきた例です。  もともと「子どもの将来を親が決め」たって、そう簡単に子どもはのって来ないもので、その通りになるのは、よほどそれに向いているか、それにふさわしい力を持った子だけです。  お勉強の全くダメな子に東大へ行きなさいではあまりに酷ですが、この子には大学を出てもらいたいとか、看護士になってもらいたいとか、家業を継いでもらいたいとか・・・親なら明確なビジョンをもって子に語って置けばいいのです。  何も語らず、お前には自分の好きな道に進んでもらいたい(=でも、好きなことが見つからなくても知らないよ、それに選んだ道が間違っていてもお前の責任だよ)では、かわいそうじゃないですが。  「ウチの家業を継げ」と命令してそれに従ってしまうようでしたら、その子はその程度の子ですから親の言った通りにやっている方が幸せです。そうではなく、親の願いを踏みにじり、親を捨ててまで別の道に進むとしたら、それはそれで覚悟あるすばらしいスタートが切れそうです。  私は親として教師として、自分の子や生徒を、せめて普通の企業人として恥ずかしくない働きのできる人間に育てたいと思っています。  もちろん横峰・宮里両パパや五島・木村ママのように特別な夢を持って子どもにぴったり寄り添いとげることができるようならそれもいいのですが、それにふさわしい特技がありませんので常識的な範囲でものを考えます。 「自分の好きなことをやりなさい」と放り出しておいて、あとで「そろそろ受験勉強は?」とか「いつまで甘い夢を見ているんだ!」はないと思うのですが・・・。