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「花意竹情」~和室に掲げられた扁額の意味

問題:この言葉、校内のある場所に掲げられていますが、どこにあるのでしょう?

答え:和室

意味・その他:
 宋の詩人・蘇東坡(そとうば)の詩の一説。「かいちくじょう」と読む。
 「花のおもむき 竹の風情」ということで 「花は人を惹きつける心を持っており、竹は風にまかせて素直に揺れる情を持っている」と言う意味のようです。 書の世界では好んで使われる言葉で,篆書では「花」は「華」に作るとされています。困ったことにどう調べてもこれ以上のことは分かりません。これが学校に飾られているということは、そうした人間性がひとつの理想と考えられたからなのでしょう。

 蘇東坡について、フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』には以下の通りあります(要約) 
*本名は蘇軾(そしょく 1037年1月8日 -1101年8月24日)。中国北宋代の政治家、詩人、書家。号は東坡居士あるいは蘇東坡。字は子瞻(しせん)。唐宋八大家の一人。蘇洵の長子であり、弟の蘇轍とともにそれぞれ大蘇、小蘇とも称される。北宋代最高の詩人とされ、その詩は『蘇東坡全集』に纏められている。
 
余談ではあるが、現在中華料理のポピュラーな品目である東坡肉(トンポウロウ)は、彼が黄州へ左遷させられた際に豚肉料理について詠じた詩からつけられたという(自ら料理したとも言われる)。