今週末、6月の第三日曜日は「父の日」です。
調べますと、
『米の退役軍人が妻亡き後、男手で育てた6人の子供の一人ドット夫人が、1910年に「母の日のように、父に感謝する日を」と運動し、6月の第3日曜が「父の日」に制定された。父の日のシンボルはバラ。また、カバンやベルトが父のイメージにつながることから、「父の日」は、「カバンの日」、「ベルトの日」にも制定されている』
のだそうです。母の日に比べていまひとつ盛り上がりにかけますから、今日あたり子どもに声をかけておくといいのかもしれません。
こういう話になるとすぐに何をプレゼントする?ということになりますが、お母さんにねだって一緒に外食をする、くらいだっていいのです。しばらくの時間、お父さんのことだけを考えて会話をするのもすばらしいことでしょう。支払いはもちろんお父さんの財布でけっこうです。お父さんに大きな顔をさせて上げましょう。
さて、父の日も母の日も敬老の日もあるのに「先生の日」がないのはいかにも不公平です。そう思って調べたら、世界各国にはけっこう「先生の日」があるのです。ブラジルでは子どもたちが大量のプレゼントを持って学校に出かけます。韓国にも中国にも、チリにもベトナムにもあります。ラオスなんて「国際先生の日」なのですがどうやら国際性というところまでは高まっていません。
アルゼンチンの「先生の日」は9月11日。一般にこの日は「テロとの戦い」の記念日みたいになっていますから、アルゼンチンの先生たちも複雑な気持ちかと思います。ただし日本の場合「先生の日」と「テロとの戦い記念日」が一緒でも、何かしっくりくるように、私には感じられます。
それにしてバレンタイン・デイからクリスマスまで、金儲けのためなら何でも導入して商品とタイアップさせてしまう日本の業界が、「先生の日」にまったく注目しないのはいかにも解せません。