カイト・カフェ

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「海に関する多少のウンチクくを」~5年生が臨海学習に行くので

 5年生が海に行くので、すこし調べてみました。

 海は、地球上の地表の70.6%を占める塩水で覆われた部分を指します。面積は3億6,000万km2で、陸地の1億5千万km2と比較した場合、2.4倍になります。

 海を表す表現は英語も日本語も二種類以上あり、小さい区域のみを「海(うみ)」「sea」と呼んで、大きい区域の海を「洋(わだつみ)」「大洋」「ocean」と呼んで区別する事があります。四方を陸に囲まれた海を「地中海」と呼びますが、日本国内についてはそういう呼び方はありません。

 三方が囲まれていると湾と呼びます。両側二方が陸に挟まれていると「海峡」。それが極端に狭く、切り立った崖のようになっているところを「瀬戸」と呼びます。その内側が瀬戸内で、そこにある海は瀬戸内海ということになります。

 海水の塩分濃度は3.5%程度。よく「塩分比率は生物の体液とほぼ同じであり、それこそすべての生き物が海から生まれた証拠である」などとまことしやかに言われることがありますがこれはうそで、生体の塩分濃度は約0.9%程度だといわれています。

 私は自身の臨海学校で担任教諭から「ホラ、見てごらん。ずうっと見渡すと水平線が丸く見えるだろう? これが地球が丸い証拠だ」と言われて納得しませんでしたが、大人になってから正しいことを理解しました。大洋の真ん中で海を360度見渡すと水平線がくっきり見えますが、その「くっきり見える」ことこそ、地球が球形であることの証拠なのです。