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「教育ニュースにも気を配ろう」~先週気になったできごとを列挙します

 毎日忙しい仕事に追われているうちに、社会の大きな動きは見落としがちです。先週一週間にも重要なことが提案され、一部は実現に向かっていきますが、よく注意して見ていかないと、私たちはとんでもないところに連れて行かれてしまうのかもしれません。先週気になったニュースの一部を、下に羅列しておきます。

  • 「授業時数10%増加」実施の具体策として、月2回程度の土曜日の授業実施▽1日7コマの授業▽長期休暇の短縮−などを列記して提案し、教育委員会が地域の実情に応じて選択できる形とする。

  • 学級崩壊や、「モンスターペアレント」(問題保護者)による執拗(しつよう)なクレームなどを抱える教育困難校を支援するため、各市町村委に弁護士や臨床心理士などでつくる「学校問題解決支援チーム」(仮称)の設置も提言する。

  • 現在、小中学校で正式な教科でない「道徳の時間」を、「徳育」として「特別な教科」に位置づけ、国の検定教科書の使用を求める提言を打ち出すことで大筋一致した。再生会議では、指導要領が定めた授業内容を評価しつつも、「指導に熱心でない教員がいたり、教材も不十分で子供に伝わっていない」(小野元之・元文部科学次官)などの意見が多数を占める。このため、道徳教育を正式な教科とすることを検討してきた。

  • 政府の教育再生会議野依良治座長)は第2次報告案に、教師の事務作業の外部委託や報告書類の簡素化を盛り込むことが26日、分かった。教師の負担を軽減し、学習指導や生活指導など「本来業務」に専念してもらうのが狙い。

 それにしても、私たちの仕事で外部委託できるものがどれほどあるのでしょう? 再生会議は本当にド素人ばかりです。座長の野依さん(ノーベル賞受賞者)など、自分のお子さんの参観日ですら行ったことはないのではないでしょうか?