カイト・カフェ

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「ラフカディオ・ハーンの予言」~昔の日本がどれほど光り輝いて美しいものだったかを、改めて思い返すに違いない

 すてきな言葉を手に入れたので紹介します。

「今の若い世代が軽蔑すべきものとみなしている自国の過去の風習を、日本人が振り返る日が必ず来るだろう。そのときはもう失われているに違いない純粋な生きる喜びや美を、ほんとうに無念なこととして思い返す。そして昔の世界がどれほど光り輝いて美しいものだったかを、改めて思い返すに違いないのだ。消えてしまった忍耐や自己犠牲、礼儀、深い人間的な詩情、微笑み・・・そのとき日本人は多くの事物を思い返して驚き、また嘆くに違いない」

 これは100年以上前にラフカディオ・ハーン小泉八雲)が書いた文章です。100年前の予言ということを考えると、こうした日本人の美徳はむしろ長く保たれたものだなあ、とそちらの方に感心をします。今はもう大半が失われているのかもしれませんが。

 しかしそれらは日本の文化の中に深く根づいたものです。昔ほど豊かに回復できるとは思いませんが、子どもを育てるとき頭の隅にいつもこうしたものを置き、可能性として追求していきたいものだと思いました。

 純粋な生きる喜びや美、忍耐や自己犠牲、礼儀、深い人間的な詩情、微笑み。