参観日


 教壇はステージだ! 授業は俺のワンマンショーだ! くらいに思っていた私は参観日も大好きで、いつもはりきって授業をやっていました。けれど親になって、初めて保護者の立場から授業参観に行ってとてもショックだったことは「授業のやり方なんて親は誰も見ていない」ということです。見ているのはひたすらわが子のことだけです。

 もちろん親だってバカではありませんから、わが子が授業で活躍する子かどうかなどということはよく知っています。だから必ずしも全員が元気よく手を上げて、何回も指名され、大活躍のうちに授業を終える必要はないのですが、それでもそれぞれの保護者がは、それぞれの観点をもって、授業を見ています。

 「ウチの子はきちんと座っているかしら」「前よりは少しはマシになっているかしら」「忘れ物をせずに来ているかしら」「一回くらいは手を上げてほしいな」といったことです。

 こうした期待に応えなくてはと、思いつめる必要はありませんが、せっかく来てくださっている保護者を傷つけないようには注意しましょう。

�@授業の始まる前に、必要な道具が手元にあるか確認しましょう。親は、わが子が授業中に席を離れてものをに取りに行くなんてこと、ちっとも好きではありません。なおかつカバンや棚にそれが入っていなかったら最低です。

�A授業前に、机周りがきれいになっているかさりげなく確認しましょう。「あ、あのゴミ、ウチの子が落としたやつだ」・・・そういうことがとても気になる人がいます。うっかりすると家に帰ってから、子どもがボコボコにされかねません(我が家はしました)。

�B手悪戯なんかして、子どもが明らかに授業を受けていないのも切ないことです。注意するのではなく、「お子様」が飽きないように配慮しなくてはなりません。そのためには、とりあえず学習課題だけは板書して、今日の授業では何をするのかを明らかにしておきましょう。とりあえずの保険です。

�C授業前後のガタガタしている時間に気をつけてください。子どもが自由にしていていい時間ですが、その時間に、誰かが誰かに意地悪をしていることがあります。私たちは全体しか見ていませんが、親は自分の子の周辺ばかり見ていますからとても目につくのです。意地悪されている方はもちろん、している方の親も気が気ではありません。。

 参観授業の前、私はそういったことに気を使います。しかし本当は日ごろから気をつけていなければならないことなのですがね。