犬の育て方

(これは以前話したことかもしれませんが)2〜3年前のこと、A高原の高級カレーショップで食事をしようとしたところ、(何しろ高級なので)いつまで待っても注文した品物が出てこないことがありました。子どもたちはマンガを読みながら待ち時間を過ごしていたのですが大人向けの読み物はなく、しかたないのでなんとはなしに手近にあった「犬の育て方」という本を眺めました。ところがこれの面白いこと面白いこと・・・。

「まず最初に、どちらに主導権があるかはっきりさせなければなりません。飼い主の方が指示者であることを明らかにしなければ、どんな指示も通らないからです」

「犬は誉めるときも叱るときも瞬時に迷わず行わなくてはなりません。後になって『あの時はよかったね』とか『あの時のアレはいけないよ』などといっても伝わらないからです」

「誉めるときは喜びを全身に溢れさせて誉めなくてはなりません。叱るときはしっかりと怖い顔をして叱らなくてはなりません」

「目標をもち、辛抱強くことに当たりましょう。目標が達成されるまで、いつまでもしつこく、愛情をもって接しましょう」

 そして最後に、私はこの本の中でもっとも素晴らしい言葉に出会います。

「人間はしつけ損なっても殺されることはありませんが、しつけに失敗した犬はしばしば殺されます。あなたの大切な犬が、人に噛み付いて処分の対象にならないよう、小さな時から、丁寧に育ててあげましょう」

 人間の子どもならいいが犬の子のしつけは絶対に間違ってはいけない。

 愛犬家の面目躍如といったところです。