カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「児童からキモイと言われたので、これから遺書を書きます」~と子どもに言ってみた

  放送室に入ろうとしたら偶然6年生のAさんと並んで入るかたちになって、Aさんから「ヤダ、キモイ」とか言われてしまいました。親しい中なので気安く言ったのかも知れませんし、日常的に使っている言葉なので自然に出てきたのかもしれません。しかしこのところ気になっていたので、こんなふうに話しておきました。

「私は傷ついた。これから職員室へ行って手紙を書く。『Aさんに、キモイと言われて生きる気力を失いました。Aさんを恨みます』ってね。そして胸のポケットに入れておく。先生は自殺するような人間じゃないけど、もしかしたら交通事故か何かで死んでしまうかもしれない。その時、先生の胸のポケットからその手紙が出てくるんだ。ああ、これはきっと事故に見せかけた自殺だって、みんな思うだろうね。そしてAさんのせいだって・・・」

 夕方Aさんと会ってもう一度その話をすると「ゴメンナサイ、もう二度としません」とか言っていましたが、半ば習慣化した言葉ですからどんなものでしょう?

 「愛語」という言葉を飾っている教室を時々見かけます。乱暴な言葉からは乱暴な思想しか生まれません。子どもたちには常に美しい言葉遣いに心がけさせたいものですね。