カイト・カフェ

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「ドリル学習のこと」~思いついたことを箇条書き

 昨日の研究協議会ご苦労様でした。本当にすばらしい研究会が開催できたと思いました。
 さて、発展問題事例研究の分科会に参加しながらふと思い出したことがありましたので、箇条書きにしておきます。

  1. 娘が中学校1年生の時に公文学習塾に行きたいと言い出したので入れたことがあります。その初日、テストをしたら小学校3年生のプリントからやるのが相当と言われ、大変なショックを受けて戻ってきました。そこまでひどい成績でもなかったはずなので、私は「ああやはり儲け主義だな、何年分もやらせればそれだけ儲かるもの」と思いました。しかし結果的に、小学校3年生からやりなおしたのはとてもよいことでした。
     昨日の事例研究会で5年生の担任の先生が五分間200問というドリルをさせている話が出ました。やはり3年生程度の計算をさせているとのことです。基礎基本の定着といいことを考える時、ひとつのヒントとなると思いました。

  2. その娘が今は高校2年生です。勉強のことなどさっぱりかまってやらなかったのですが、先日フト思いついて「おい宿題くらいはちゃんとやっているだろうな?」と訊ねると、娘は血相を変えて「冗談でしょ! できるわけないじゃん!」・・・聞くと毎日宿題として指示されるのはとんでもない量で、全部やってこれるのはクラスでも2〜3人とのこと。あとの凡才はできるところまでやればいいのだそうです。高校生のように自己責任としてやらせられる場合、あるいはすべての保護者が宿題の面倒を見てくれるとしたら、この方法がもっとも「個にあった宿題」ということかもしれんなあ、と思いました。

  3. 私は高校2年生まで数学がものすごく好きで、将来は数学で生きて行こうと考えていたほどです。特に誰も解けないような超難問に取り組むのが好きで、1問に3日も4日もかけてがんばることがしばしばでした。その結果、数学の成績は取り返しのつかないまで下がってしまいました。
     子どもに難問を与えると燃えて取り組むことがあります。時に教師も面白がってそんな問題ばかり与えてしまうこともありますが、それは算数数学ではないのかもしれません。
     結局、高校生だった私が好きだったのも、数学ではなくパズルだったのです。

  4. 以前、ある大学の先生と話していた時に「お前の県は何をやってるんだ? 巨大教員組織があるんだから本気で取り組めば公文を越える問題集が作れるはずだ」と言われたことがあります。ナルホド、一人一問持ち寄れば16160問の大問題集ができます。

 以上、よしなしごとでした。