カイト・カフェ

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「昨日の校長副校長会で紹介されたこと」~ドロシー・ロー・ノルトの”子ども”

 昨日の校長副校長会で、下のような詩を紹介されました。先日の皇太子の誕生日会見で、ご自身の教育の基本として紹介されたものだそうです。

 内容から言うと、大部分は私たちがうすうす承知していることです。しかしこうして整理され提示されると、ずっと分かりやすくなります。おたよりなどで記事に困ったら、使ってみるといいでしょう。
 作者のドロシー・ロー・ノルトはベストセラーとなった「子どもが育つ魔法の言葉」の作者で、この詩も同著の中にあるものです。育児カウンセラーということになっていますが、昨年、なくなられました。

 子ども     ドロシー・ロー・ノルト

 批判ばかりされた 子どもは  非難することを おぼえる
 殴られて大きくなった 子どもは  力にたよることを おぼえる
 笑いものにされた 子どもは  ものを言わずにいることを おぼえる
 皮肉にさらされた 子どもは  鈍い良心の もちぬしとなる

 しかし、激励をうけた 子どもは  自信を おぼえる
 寛容にであった 子どもは  忍耐を おぼえる
 賞賛をうけた 子どもは  評価することを おぼえる
 フェアプレーを経験した 子どもは  公正を おぼえる
 友情を知る 子どもは  親切を おぼえる
 安心を経験した 子どもは  信頼を おぼえる

 可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
 世界中の愛情を 感じとることを おぼえる