カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「ご苦労様でした」~一年の終わりに

 学校の一年はまだ3ヶ月を余していますが、とりあえず2005年が終わります。皆でお互いの健康を祝福し合いましょう。
 今年は職員がみな健康に過ごせただけでなく、龍田先生のお宅に赤ちゃんが生まれ、八木沢先生も新たな出発をしました。その意味で、本校も「愛」の年だったといえます。先日、ある先生に「先生のウエディングドレスを見るまでは私も死ねない」と言いましたら、「副校長先生、長生きしますよ」と言われてしまいましたが、そんなことを言わず、来年も「愛」の年であるように祈ります。

 今年は田沢先生のお嬢さんも結婚されました。お正月には戻ってこられるでしょうが、田沢家にとっては一人足りない年の瀬です。少しお寂しいのかもしれません。
 それでふと思い出したのですが、私の好きな言葉に、「家族の一生は人の一生より短い」というのがあります。たとえば、私は4人家族ですがその4人家族をもったのは下の男の子の生まれた平成5年、今から12年前のことです。上の子である娘は今高校1年で、卒業と同時に家を出ると言っています(たぶんそうなるでしょう)。すると私が家族とともに暮らせる年月は、あと2年。それで14年間の家族の一生が終わります。先の先生のお話によると私はずっと長生きするかもしれないので、仮に98歳まで生きるとすると、家族の一生はそのわずか七分の一しかないのです。
 年忘れ。学校で起きたすべてのことを忘れ、年末年始は家族のことだけに心を砕いてみるのもいいかもしれません。

 

四苦八苦

  四苦八苦は仏教語で、本来は人間のあらゆる苦しみのことをいう語です。
 四苦とは「生老病死(しょうろうびょうし)」のことで、人間として逃れられない必然的な苦しみをさします。八苦とは、生老病死の四苦に「愛別離苦(あいべつりく)」「怨憎会苦(おんぞうえく)」「求不得苦(ぐふとくく)」「五陰盛苦(ごおんじょうく)」の四苦を加えた八つの苦のことで、四苦と八苦で合わせて十二苦あるわけではありません。
 後半の四苦の意味は、「愛する人と別れる苦しみ(愛別離苦)」「怨み憎む人と出会う苦しみ(怨憎会苦)」「求めるものが得られない苦しみ(求不得苦)」「存在を構成する物質的・精神的五つの要素に執着する苦しみ(五陰盛苦)」で、人間として味わう精神的な苦しみのことをいうのだそうです。
 四苦(=4×9=36)と八苦(=8×9=72)合わせて(36+72=)108.だから煩悩の数は108で、除夜の鐘も108つ鳴らされます。
(以上、唐突に思い出しましたが、最後の2行は真っ赤なウソです)
 それでは皆様、よい御年を・・・。