カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

「もういくつ寝ると」~今からお正月のトリビア

 クリスマスが終わったばかりだと言うのに、もうお正月です。そこで正月に関する言葉を集めてみました。

  1. 門松・・・古くは、木の梢に神が宿ると考えられていたことから、門松は年神を家に迎え入れるための依代(よりしろ:拠り所)という意味合いがある。かつては松に限らず榊、椿、楢などの常緑樹なら何でも良かった。鎌倉時代から竹が一緒に飾られるようになった。12月29日に飾るのは「二重苦」に通じ、12月31日に飾るのは「一日飾り」といって神をおろそかにするということから、12月28日までに飾るか、12月30日に飾るのが良いとされている。(大体、12月半ば頃から置かれることが多い)また、 門松は1月6日の夕方にしまうことが多く、翌1月7日の「七日正月」を併せて7日までを「松の内」と呼ぶ。

  2.  おせち料理・・・御節とは本来、暦上の節目(節句)のことを指し、その際に食べる祝い膳を御節料理と呼んでいた。現在では、正月料理のみを指す言葉として使われる。

  3. 二年参り・・・歳を越えて参詣する寺社参り。大晦日の夜の「除夜詣」と元日の朝の「元日詣」の2つに分かれ、この元日詣が今日の初詣の原形となった。現在でも、除夜に一度氏神に参拝して一旦家に帰り、元旦になって再び参拝するという地方がある。二年参りという。江戸時代の暦では一日は日之出とともに始まった。したがって早朝、日の上がる前に出かけ、日が昇ってから帰ってくれば2年参りが完成したと思うのだけれど・・・・

  4.  元日・元旦・・・1月1日を元日といい、その朝を元旦という。したがって、午後、元旦の挨拶をすることはない。

  5. お年玉・・・正月に新年を祝うために贈答される品物のこと。現在では子供に金銭を与える習慣及びその金銭の意で用いられることが多い。金銭でなく菓子などを与える地方もある。年末に贈られる歳暮と異なり、目上の者が目下のものに贈るのが特徴。これをもって年の賜物(たまもの)であるから「としだま」という名がついたという説がある。また、古くは餅玉を与えたために「年玉」の名前がついたともいう。

 クリスマスにサンタさんが来たばかりなのでプレゼントをあげるのは不本意なのだが、習慣なのでしかたないと思っている人も多いと思います。

 親戚が集まってさてお年玉となると困るのが金額。一年前にいくらあげたかなどということを覚えている人は多くはありません。そこで私の親戚ではこういう取り決めにしてあります。
 小学校就学までは年齢×100円(しかも必ず100円玉であげる。キラキラしたものがたくさんあるほうが喜ぶ・・・普通の賢くない子は)。
 小学生以上は学年×1000円。中学3年生だと9000円。面倒だから一万円にしようという家族もいますが、私は厳密に守っています。
 高校生以上は一万円均一。学生を終えたらプーたろう(懐かしい言葉だ)をしていてももらえない。高校生であっても1軒から一万円ずつ集めるのはいかがなものか、という本質的な問題もありますが、姪や甥が高校生になる頃には、たいていの叔父叔母がそこそこの小金持ちになっているのであまり苦にしないようです。