「ぼくらは毎日、どんどん良くなっている」~『十二番めの天使」の自己暗示の言葉

 

 ○○集会に参加された先生方、土曜日はご苦労様でした。S大学教授、E先生のお話はいかがだったでしょう?

 先生のお仕事が科学に寄与する役割とは別に、「何故こうした技術開発をしなければならないか」というお話はとても興味深いものでした。

 それは簡単に言いますと、テレビ・コンピュータ・自動車といった20世紀型の科学技術を工業の中心に据えている限り、必ず中国や韓国に追いつかれ、しかもより安価につくられてしまう、日本が21世紀も現在の繁栄を続けようとすれば、新しい技術への挑戦が必須であり、そのためには想像性豊かな子どもたちを育てていかなければならない、というものです。

 

 その、「想像性豊かな子どもたちの育成」についてもたくさんの示唆く含んだお話があったのですが、聞いている内に突然、懐かしいフレーズが入りこんで来てびっくりしました。それは

「Never never never never never give up!」という言葉です。

 

 

 E先生はどこからこれを引いてきたのかは分かりませんが、私が知っていたのはオグ・マンディーノの『十二番目の天使』の中の言葉としてです。日本語訳では「あきらめるな! あきらめるな! 絶対、絶対、あきらめるな!」ということになります。私はこれをポスターにして教室に飾っておいたことがあります。

 

 もうひとつ、この小説には印象的な言葉が繰り返し使われています。それは

「毎日、毎日、あらゆる面で、ぼくはどんどんよくなっている」

という自己暗示の言葉です(この言葉には更に原典があってそれはフランスの心理療法学者エミール・クーエの『意識的自己暗示による自己支配』というものだそうです)。

 

「毎日、毎日、あらゆる面で、ぼくはどんどんよくなっている」は日本語として十分こなれておらず、繰り返し口で唱えるには不適切ですので、私は「ぼくらは毎日、どんどん、どんどん、どんどん、よくなっている」と書き換えて、これも教室の正面に飾っておきました。

 

 子どもの心には、比較的入っていきやすい言葉だったと思います。