今週始めより消防団の操法訓練が始まっています。
6月の大会に向けての訓練です。毎朝5時半に集合して、そこから集団訓練が始まります。声の大きさや機敏さ、操法の正確さなどが基準のようで、声を張り上げながら何度も同じ動きを繰り返しています。
夜には、今度はラッパ隊の練習らしく、校庭の片隅で同じフレーズの練習が繰り返されます。いずれも職場に向かう前、仕事が終わっての後のことです。
よく「子どもたちに親の後姿を見て育つ」といいますが、それは両親が家にいて、一生懸命働くその姿を横合いから見ながら育つ、という意味であって、けっして「だから特別のことをしなくていいんだ」ということではありません。
休みの日に10時頃起き出して、遅い朝食を食べた後、寝転がってテレビを見る後姿から学ぶべきものは何もないのです。
朝5時半から地域のために活躍しているお父さんの姿を見せるのは難しいことですが、本当に見るべきはそういうものでしょう。
夏のサッカーや野球、冬のスケート、PTA活動。みんな逃げ回っていればやらずに済んでしまうことです。それを敢えて行い、積極的に地域に関わっていこうとする姿、これこそ見るに値するものです。折に触れ、子どもたちに教えてあげたいことです。