カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

服装の乱れと成績――関係あるんじゃないか?

 金曜日の授業参観、ご苦労様でした。どのクラスも4月らしい安定した、落ち着いた学習ができていたように思いました。落ち着きとともに活気のある授業、これからもずっと続いていくといいなあと思いました。

 話は変わるようですが、
 私が育った学区にある中学校は40年荒れたと言われる伝説の学校でした。(私自身は高校生になるときその地域に移ったので「伝説の中学」には通っていません)ところがここ数年、その中学校の雰囲気が微妙に変わってきていたのです。
 何しろ実家があるのでしばしば近くを通るのですが、生徒たちの服装が普通ではない。いや、正確に言えば「異常なほど普通(?)」なのです。
 スカートの短い女の子がいない、シャツを出して歩いている子がいない、髪型がほとんど20年前と同じ、いやそれ以上に昔みたいな当たり前のヘアースタイルをしている。下校の歩き姿にだらしなさがない。
「だいぶい落ち着いたみたいだよ」と私の父も言っていたのですが・・・・・。

 今年度、その中学校の高校入試の成果には驚くべきものがありました。市内3校と呼ばれる地区のトップ校に、他の学校のほとんど1.5倍以上の生徒を送り込んでいたのです(昨年は私自身の娘が受験生でしたので模試の結果も丁寧に見ていたのですが、最初からその学校は異常に高い成績を誇っていました)。
 いったい何があったのでしょう?

「服装の乱れと成績は関係ない」などと言う人もいますが、こうした実例を見せつけられると首を傾げたくなります。落ち着いた雰囲気の中で学習することがいかに大切か、そういうことを改めて考えさせられるできごとでした。