芸術・音楽

「カラヴァッジョ!! アラマッチョ!!」

私は非常に先見性に優れ次の時代を見越すことができる、と思っていたら実は最も早く乗せられるひとりだった――その話は以前書きましたが(「先見の迷」 - カイト・カフェ)、今回も同じかもしれません。 今週の土曜日、国立西洋美術館の「カラヴァッジョ展」…

「美しきイタリア」②〜イタリア奇行《最終》

旅行前、かつての教え子の一人に「イタリアはイケメンばかりだそうだからよく見てきて」とか言われましたがほんとうに多い。フィレンツェは街中がタカラヅカみたいです。 息子のアキュラも「生まれたときからこんなに差があるんじゃ話にならない」と絶望しま…

「文化の伝承」~ロシア・中国、大昔にしか偉人のいない国の困難

ソチ・オリンピックの開会式の冒頭で、主人公の少女がアルファベットを唱えながらロシアの事物・人物を紹介する場面がありました。たぶんロシア語とフランス語、英語で表記されていたと思うのですが、説明がなかったので半分も分かりませんでした。しかしチ…

「ダ・ビンチ、ラファエロ」~展覧会に行ってきました

東京に行ったついでに上野で二つの美術展を観てきました。東京都美術館の「レオナルド・ダ・ビンチ展」と国立西洋美術館の「ラファエロ展」です。 ルネサンスの三大巨匠のうちの二人の展覧会が、ほぼ隣り合う美術館で行われるのですから効率の良い鑑賞、とい…

「舟を編む」~珍しく映画を観てきた

ゴールデン・ウィークも早いうちに女房孝行をしておいた方がいいのではないかと思う私と、とんでもなく評判の高い映画が来ているらしいと勘違いした家人の思いが重なって、「舟を編む」という邦画を見てきました。夜8時5分からの回で終了は10時近くにな…

良き本を読むこと

先週、「老後に“やればよいこと”のひとつは、同じ本をもう一度全部読み直して、新鮮に楽しむということです」とか書いたことが頭の隅にあったのか、土曜日に家を出る際、何の気なしに昔読んだ文庫本をバックに投げ込みました。重松清の短編集「ナイフ」。1…

「ユトリロとその母の話」~夏休みに家で考えたこと③

この夏、ユトリロのことを少し調べました(大して熱心に調べたわけではありませんが)。若いころ好きだった画家です。そして調べる中でとんでもなく興味深い人物を発見しました。ユトリロの実母、シュザンヌ・ヴァラドンです。 ウィキペディアによれば、ヴァ…

ゴヤ 光と影

上野の国立西洋美術館に「プラド美術館所蔵 ゴヤ 光と影」という展覧会を見に行ってきました。ここ数年、わざわざ行くというのではないのですが毎年何らかの事情があって大型の展覧会を見に行く機会に恵まれています。 個人の名のついた大型展覧会の良さは、…

「直木賞・芥川賞」

昨日はライブドアの事件をはじめ重要ニュースが目白押しの一日でした。その片隅に追いやられて目立たなかったニュースのひとつが、第134回芥川賞・直木賞の決定です。 芥川賞と直木賞は70年ほど前、文芸春秋社の社長をしていた菊池寛が芥川竜之介・直木…

「あっ・・・・」~ボクの知っているカオナシ

学年会が妙に盛り上がっていると思っていたら、職員演奏の練り直しでした。アニメキャラの名前が次々に出てきて、「銀河鉄道999」の鉄朗の苗字が「星野」だったと再確認したり、「チビ丸子ちゃん」の野口さんが笑子(えみこ)という名前だと新発見したり…

「表現という恍惚」②

太宰治という人はラブレターについても天才的で、延々と用件だけを書いた手紙の最後に「恋しい」と一言書いて切り上げるような、手の込んだことをしたそうです。 「あなたはいつか、今よりもずっと激しく人を愛することがあるかもしれません。しかし今よりも…

「表現という恍惚」①

一昨日の研究会打ち上げの際、この「デイ・バイ・デイ」のことが話題となり、その中で校長先生より「副校長先生の文章には麻薬のようなところがあり・・・」といったお話がありました。フムフムとうなづけるところです。 私は、書くことによって考え、書くこ…