カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

知識

「なぜ人間は地球の覇者となりしか――つるむ者が進歩する」~隣り百姓と集団脳③

いよいよ人類は火星移住を目指すまでの進歩を遂げた。 しかしなぜ、私たちだけが進歩の道を歩き続けることができたのだろう。 ネアンデルタール人ではだめだったのか? そこに私たちホモ・サピエンスの特性がある。集団脳だ。という話。 (写真:フォトAC) …

「学校の先生は教養がない」~だから子どもの教養は、家庭で高めてください 

佐々木朗希の二試合連続完全試合の不成立――、 ところが教師たちは多くがそれを知らなかった。 無理もない、彼らはニュースも見なければ新聞も読まない。忙しいからだ。 こんな教師たちに子どもを任せておいていいのだろうか。という話。 (写真:フォトAC) …

「座る筋肉、お尻をグイッ!」~落ち着いた雰囲気で授業を行う工夫③ 

落ち着きのない子の落ち着かない理由を、心の問題として考えると厄介だ。 しかしまったく違った方向から考えると、答えはむしろ近いのかもしれない。 つまりこうだ。 さあ姿勢を正すぞ! 座る筋肉、お尻をグイッ!という話。 (写真:フォトAC) 【言葉だけ…

「ミュンヒハウゼン男爵の大げさな物語」~読み聞かせに使えばよかった

神奈川県の大和市で、 4人の子どもを次々と殺したのかもしれない陰惨な事件があった。 ところがそれを調べているうちに、 不謹慎なほどくだらない話に行きついたのだ。という話。 (写真:フォトAC) 【代理ミュンヒハウゼン症候群】 3年前、神奈川県大和…

「安倍晴明も荻野千尋も、本名は明かさない」~自分の名前を隠しなさい② 

陰陽師・安倍晴明は羅生門の鬼から、 「千と千尋の神隠し」の荻野千尋は湯婆婆から、 それぞれ身を守ることができた。 その秘策は、本名を隠すことだったのだ。という話。 (写真:フォトAC) ちょっと厄介な問題にかかわっていて「心ここにあらず」の状態。…

「めでたさも ハンパなかった 去年(こぞ)の春」~“私はとんでもない勘違いをしていた”という勘違い

今日は節分。パンデミック下の学校で、 恒例の節分行事はできるのだろうか。 明日は立春。いよいよ春は近い――、 と思っていたら、とんでもないことに気がついたのだが・・・。という話。(写真:フォトAC) 【小学校低学年の節分行事】 今日は節分。 小学校…

「スマホなんて古くたって動きさえすればいいじゃないか」~とは言えなくなった話 

ゲームもしない 動画も見ない私のスマホ 通話とメール LINEとわずかな写真撮影 そしてネット閲覧 だったらどんなに低機能 旧式であってもいいじゃないかと思っていたが そこにとんでもない落とし穴があったという話。 (写真:SuperT) 【スマホなんて古くた…

「突然死ぬと、救急車とポンプ車が来る」~十分な用意もなく自宅で死ぬことの厄介と留意 

正月早々 近所で一人暮らしの女性が亡くなった 救急車も消防車も、警察も駆け付けるというものものしさだったが 近所では驚くほど単純なことが問題となった 誰も家族の居場所を知らなかったのだという話。 (写真:フォトAC) 【近所で、ひとり暮らしの女性…

「腸内を探検して、タコをやっつけ、クリップでバシバシ留めてきた(?)」~大腸ポリープを取った話 

大腸ポリープの手術をした。 私は他の人が経験できないことをやってみるのが好きだ。 モニター越しだが自分の腹の中、 そこで起こったできごとがおもしろい。という話。(写真:フォトAC) 夏休みが明けたら書こうと思いながら、延ばし延ばしになっていたこ…

「和暦・西暦を簡単に計算する」~2009年は平成何年? 今年は昭和何年?

和暦(元号で表される暦)と西暦が併用される日本は何かと不便。 だからと言ってどちらかを棄てるわけにもいかない。 そこで基本的な部分だけを暗記して、 あとは計算する簡単な方法を考えた。 という話。 (写真:フォトAC) 【昭和2年って西暦で何年だ?…

「子どもにコンピュータの何たるかを教える」~”そもそも論””今さら疑問”への対応

タブレットコンピュータが子どもたちに行き届いて、 いよいよ教員も研修を深めなければならなくなった。 しかし世の中にはそもそも論のような疑問もあるのだ。 子どものそうした“今さら疑問”に、どう答えていくか。 という話。 (写真:フォトAC) 【パソコ…

「ウシの話をしよう」~歳の初めに子どもたちに話すこと②

年頭の担任講話をどう進めるか。 どうしてもアイデアがなければ、 蘊蓄を語り、もって児童生徒の興味関心を引き出した――と、 その程度の時があっても仕方がないな。 という話。 (写真:フォトAC) 【蹄(ひづめ)の話】 動物としてのウシについてお話しし…

「我が家のジェリーマウスとの戦い」~カラスとネズミに悩まされる②

ネズミとネコ、人間が本当に好きなのはどちらなのだろう? 現実のネズミはあんなに嫌われているのに、フィクションの中では人気者、 ネコはその逆だ。 それにしてもネズミって、なぜあんなにも頭がいいんだ? という話。 (写真:フォトAC) 【人とネズミ…

「カラスの不吉な滑り台」~カラスとネズミに悩まされる①

姿も悪い、声も悪い、 傍若無人で人間を恐れず、平気で死肉も食らう――、 カラスは古来、不吉な鳥とされてきた。 同情する気がないでもないが、でもやっぱりなあ・・・ という話。 (写真:フォトAC) 【ほぼ一日おきのジョギング】 ほぼ一日おきに30分の…

「台風(9号)が行って、台風(10号)が来る」~台風に関するウンチク、あれこれ① 

台風が立て続けに日本にやってくる。 休日が絡むので児童生徒に十分に指導しておくとともに、 この際、台風の豆知識も紹介しておいたらどうか。という話。(「地球イメージ」 フォトACより) 【台風の語源と三つの謎】 台風(9号)が来て、台風(10号)…

「グラフは簡単に動かない」~東京都の新型コロナ新規感染者数の出入りが大きすぎる件について①

東京都の新型コロナウィルス新規感染者が、200人台から一気に119人に減った。 このまま下がっていくといいのだが――、 しかしそれにしても、なぜこんなに激しく人数が変わるのだろう? というお話。 (SuperT自作) 【東京の新規感染者、大幅に増え、大…

「パリの空の下、糞尿は流れる」~ベルサイユ宮殿とふんどし①

かつてのパリは王宮も街も糞尿に満ち満ちていた。 人々は糞尿を避けて道を歩き、 糞尿から身を守るためにさまざまなものを発明した。 しかしそれは道徳心の問題ではない。 要するに、それでよかっただけのことだ。というお話。 (「ベルサイユ宮殿」フォトAC…

「小説家たちの頭の中」~天才の脳と人生①

東野圭吾の小説を原作とする映画を観た。 大きな事件が起こるわけでもないのに、 小さなできごとの積み重ねが登場人物の心を揺さぶり、 読者を引き寄せてやまない――。 それを生み出す天才の脳みそは、いったいどうなっているのだ? というお話。 (「脳の伝…

「結局分からない、日本でPCR検査が増えない理由」~健康長寿村と金属ボウル、一粒で二度おいしい

中・韓はもちろん、ヨーロッパ・アメリカでもふんだんにできるPCR検査。 なぜ日本では増やせないのだろう。 すでに4カ月にわたって答えの出せないこの問いに、 果敢に立ち向かうメディアは出てこないのか。 というお話。 (「実験」フォトACより) 【結局…

「仏教についてちょっとかじってみたい人、集まれ!」~父が子に語る仏教概論①

ふいに思い立って「仏教について勉強したいな」と思っても、 仏教学習は入り口や道を間違えると大変なことになる。 そこで、 初心者が教える、超初心者のための、 仏教入門、第一講。 という話。 (「瞑想して心を静める」 PhotoACより) 【アキュラ、仏教を…

「健康を生み出す努力が健康を阻害する」~ものごとの考え方①

きつくなったズボンに体を合わせようと、 筋トレ・ジョギングを始めて10か月。 まだ目標は達成できていないが、方向は見えてきた。 しかし運動は、同時に目標を阻害する要因も生み出すようだ。 という話。 (「脚3」PhotoACより) 【ズボンを履くために始…

「災害が人を育て、災害が国を守る」~自然災害と日本人 

大雨の日 なぜかくも九州ばかりが叩かれるのだと思いながら だから九州は人を育ってるのかもしれないと思い 同時に日本全体のことも考えた というお話。 記事はいつも前の晩に作成するので、2019年7月4日、つまり本日の分を書いている現段階では、九州…

「インフルエンザとヌーハラ」~常識を疑うことを疑う

常識を疑うことは大事だが 常識を捨てる前にやることがある それはもう一度 常識の価値を確認することだ 注意しないと 大切なものを簡単に捨ててしまうことになるというお話。 【常識を捨てる前にやること】 昨日のホテル・旅館の布団の話ではありませんが、…

「世間知の学習 2」~引っ越し編

息子のアキュラが突然九州へ転勤 学生時代から住み慣れた東京のアパートを去ることになった 知識があればアタフタせずに済んだのに 経験がないばかりにたいへんなことになる 特にリサイクル家電と粗大ごみの始末が・・・ というお話。 【アキュラ、東京を離…

「世間知の学習 1」~病院編

この一週間 家族にさまざまなことがあってなかなか大変だった そこで学んだこと もしかしたら世の中に人には「あったりまえ」なのかもしれないが 世間知にはときどき大穴があったりして困ることも多いので いちおう列挙しておく というお話。 【紹介状を持っ…

「横滑りする頭」~正の転移、負の転移 

耳がとおくなったわけでもないのに 最近 妙な聞き間違いをするようになった しかも同じことが何度も繰り返される 新しいことばが入ってこないのは やはり頑固になっているからかもしれない というお話 【横滑りする頭】 若いころから思考が深まらず、横滑り…

「こんなことにも、才能がない」~大腸の内視鏡検査を受けてきた

1月末の人間ドッグで便に血が混じっていたようで、 それが看過できない量だったので大腸の内視鏡検査を行うことになりました。 先週金曜日のことです。 胃カメラはかなり一般的かと思いますが、大腸の内視鏡は経験者も少ないかと思います。 そこで体験談――…

「千日に関わる物語」~ブログ1000日目の記念に

(エマヌエル・ロイツェ『王妃の座を追われるキャサリンと、公衆の面前で愛をささやく国王とアン・ブーリン』 このブログ、退職後の分が今日で1000日になりました。 「更新しました」というタイトルで紹介しているニュース批評のような記事は別計算で、他に…

「追熟トマトと昭和の野菜」~今どきの野菜、昔の野菜

暖冬とはいえ12月に入り、やはり霜が心配にな朝もあります。 家庭菜園ティスト(2019/6/1 「家庭菜園ティストの話」 - エデュズ・カフェ)を自任する私の畑も、収穫して葉だけになったブロッコリをウサギのエサ用に残して、あとはすべて撤去・終了となりま…

「ブルータス、オマエもか。憑依と表意」〜チコちゃんと勝負する2

私が知っていた「なぜ鏡は左右逆に映るのか」の答えは「(目は、自分が捉えた映像を網膜に上下左右すべて逆に焼き付けているが)それが一番便利なので、脳は映像をそのように書き換える」でした。しかしチコちゃんの答えは少し違っていて、こんなふうなので…