カイト・カフェ

毎朝、苦みのあるコーヒーを・・・

2021-01-01から1年間の記事一覧

「夏休みの廃止、教師は渋々、親は大歓迎」~教員の働き方改革に万民が納得する解決策を見つけた!②

仕事も減らせず、人員も増やせない。 そんな条件下で教師の労働負担を軽くするため、 1日の授業を上限5時間として、その代わり不足分を夏休みに行うことを考えた。 残業手当を出すことも含めて、普通のサラリーマンと同じ条件にするのだ。 それで受け入れ…

「教員の働き方改革に万民が納得する解決策を見つけた!」~教員の勤務を普通のサラリーマン並みにする

学校に持ち込まれるのは「善きこと」ばかりだから仕事は絶対に減らない。 日本は借金だらけだから、財務省は万単位の増員など絶対に認めない。 志願者もいない。 しかしそれなのに私は、教員の働き方の、万民が納得する解決策を見つけたのだ! という話。 (…

「更新しました」~キース・アウト

ここのところ急速に増えつつある不登校に関して、中教審は対面型一斉学習の見直し、同年齢同一学年の見直しなどを言い始めた。文科省もさすがに抑えにかかったが、速射砲に金属バットで立ち向かう程度のことしかできない。アイデアはまだしも金がまったくな…

「天井を見て歩くようになったK君のこと」~大口病院点滴中毒死事件の判決で考えたこと③

かつて担任した生徒の中に精神の病気を発症した子がいた。 ある程度、注意しながら見ていたが、決定的な瞬間を見のがした。 もっと早く気づいてやればよかったのに、 ところが、その子は私を責めるどころか、感謝しているのだ。 という話。 (写真:フォトAC…

「誰かが、どこかで介入できなかったのか」~大口病院点滴中毒死事件の判決で考えたこと② 

それにしてもいわゆる「大口病院連続点滴中毒死事件」。 犯行に至るまでの27年間、誰も被告の異常に気づかなかったのか、 不安を感じて彼女の人生に介入しようとする人はいなかったのか、 無理だったろうなと思う一方で、それでも未練が残る。 という話。 …

「精神の病、罪と罰の対応がわからなくなった」~大口病院点滴中毒死事件の判決で考えたこと① 

いわゆる「大口病院連続点滴中毒死事件」の判決が出た。 心神耗弱を考慮しての無期懲役だそうだが、 精神の病と、罪と罰の関係がわからなくなった。 誰の、何が問われているのか。 という話。 (「横浜地裁 」写真:フォトAC) 【旧大口病院連続点滴中毒死事…

「毎朝いい話をする、愛の話をする」~魔の11月をどうしのぐか⑤

「魔の~」といわれる6月・11月・2月。 これといって大きな行事がなく、落ち着いて話せる時期、 子どもに対して行うべきは、「毎朝いい話をする、愛の話をする」ことだ、 私はそう教えられてきた。という話。 (写真:フォトAC) 【毎朝、いい話・ために…

「人生で必要なことは、すべて学校で学べる」~魔の11月をどうしのぐか④ 

東日本大震災は不幸な出来事だったが、 その合間、合間に、日本人の本質的な姿が見えた。 しかしそれは自然に備わったものではない。 すべて学校を基礎として育ててきたものだ。という話。 (写真:フォトAC) 先週の金曜日から、勉強をすることの意味につい…

「更新しました」~キース・アウト

「日本の中学校教師には暇がたっぷりある」という話が官僚から語られ、マス・メディアが追認するという恐ろしい新聞記事の話。そもそも中学校には小学校を応援する余力があるという考え方はどこから来たのか。 kieth-out.hatenablog.jp

「学校の勉強は、愛する誰かを助けるためにするものだ」~魔の11月をどうしのぐか③

知識や技能は誰かを救うときに決定的に役にたつ。 大勢を救えるのに、愛する人を助けられるのに、 やり方を知らず、どうすることもできないとしたら、 その時のキミの心の中は地獄だ。という話。 (写真:フォトAC) 【困るのが自分だけなら、子どもはやらな…

「何のために勉強するのかに統一的な答えはない」~魔の11月をどうしのぐか② 

本来なら落ち着いた学習ができるはずの11月、 子どもが気持ちを合わせて勉強するには、統一的な目標が必要だ。 しかし何のために勉強するのかには、統一的な答えがない。 だとしたら、どうしたらいいのだろう。という話。 (写真:フォトAC) 【目標をもう…

「目的集団と烏合の衆」~魔の11月をどうしのぐか①

「魔の11月」という言葉があるらしい。 学級崩壊を起こしやすい三つの月、6月・11月・2月のうちのひとつだとのこと。 しかしなぜこの月なのだろう。 そして崩壊を凌ぐ方法はないのだろうか。 という話。 (写真:フォトAC) 【魔の11月】 「魔の11…

「11月になりました」~今月のウンチク

秋らしい秋を感じる間もなく、11月の寒い風にさらされるようになった。 11月は一年の中でも特に落ち着きの感じられる月。 派手な行事も少なく、 怒涛の年末年始へと向かう下準備のような月だ。という話。 (写真:フォトAC) 【11月になりました】 日…

「更新しました」~キース・アウト

週刊新潮によると、 いよいよ来年度から高校で「ゆとり教育」が再開されるという ――そんなバカなことがあるか? 誤った情報がなぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、 謂れのない物語となって広がっていく―― kieth-out.hatenablog.jp

「海外・コロナ・ミサイル列車・すごい人」~今週、書き漏らしたことのいくつか 

海外の動きがよくわからなくなった、 外国の人たちのものの見方もよくわからない。 あのミサイル列車は何だったのか、あの人は何だったのだろう。 いろいろ考えながら、今週も平和に終わる。という話。 (写真:フォトAC) 【海外の状況がバランスよく伝わっ…

「政府には、私を気持ち良くする義務がある」~政治家とマスコミが国民を甘やかせ、公僕が国を必死に支える 

衆議院選を前に各政党はこぞってバラマキを約束し、 どんなにばらまいてもまだ足りないとマスコミが煽る。 国民は何もしなくていい、全部政府がやります――。 そして官公庁も学校職場もブラック化する。という話。 (写真:フォトAC) 【政治家は印籠の代わり…

「更新しました」~キース・アウト

「私が学校をよくした」と言えば政治家は票に結びつく。 しかし現場を知らない人間の安易な発想は学校の首を絞める。 さまざまな政治家が制度を入れ替える朝三暮四。 しかしそのたびに学校は苦しくなるのだ。 35人学級の軛(くびき)。 kieth-out.hatenabl…

「裏口から、そっと送り出すような別れ」~眞子内親王の結婚で考えた子育て  

眞子内親王が結婚され、小室眞子さんとなった。 私は年齢的に、むしろ秋篠宮夫妻に感情移入する。 子どもは思い通りの育たぬものだ。 しかし育てたようには、育つ。という話。 (写真:フォトAC) 【内親王の結婚】 秋篠宮家の長女、眞子内親王が結婚され…

「教員はまだまだ締めつける余地がある」~東京が変わらなければこの国は変わらない②

調べてみると、東京都の教員採用試験、倍率は3・9倍もある。 北海道・東北・九州の大部分の自治体の2倍以上だ。 これならいくらでも無理が効く。 教員の働き方改革など真面目に考えなくても、いくらでも締めつけが効く。という話。 (写真:フォトAC) 【…

「これだけブラックが叫ばれても、土曜授業がなくならない」~東京が変わらなければこの国は変わらない①

久しぶりに娘を訪ねたが、教師の婿は出勤日だった。 東京ではいまだに土曜日の授業が行われている。 それでも学校が回っていくのだから東京は大丈夫。 ということは日本中の学校も変わらないということだ。という話。 (写真:フォトAC) 【エージュは土曜日…

「中学校は学級担任を独立させ、小学校では副担任を充実する」~私の“教員の働き方改革”案⑤(最終) 

仕事が減らせない以上、教員を増やす以外に抜け道はない。 中学校は担任業務を専任化し、小学校は副担任を充実させる。 そのための予算は膨大だが、 学校が滅びるよりはマシだろう。という話。 (写真:フォトAC) 【中学校、学級担任専任制度】 昨日は最後…

「学校の仕事は、増えこそすれ減ることは絶対にない」~私の“教員の働き方改革”案④

学校の仕事は、増えこそすれ減ることは絶対にない。 なぜなら、学校にもたらされるものはすべて「善きもの」だからだ。 したがって問題は人員増でしか解決しない。 しかし少人数学級編成は最悪の選択で、教師は楽にならない。という話。 (写真:フォトAC) …

「過剰労働の元凶は本来業務にある」~私の“教員の働き方改革”案③

教員に過剰労働を強いる元凶は部活動と雑用(事務業務)にある、 そのことは国際的な調査や教員からの聞き取りからも明らかだ。 ――私たちは長いことそう信じ込まされてきた。 しかし違う。私たちを圧迫している元凶は、本来業務の中にあるのだ。という話。 …

「学校から部活をなくす万策は尽きた」~私の“教員の働き方改革”案② 

部活動を制限する試みは、これまで30年以上に渡って行われてきた。 しかしいずれも失敗するどころか、制限が無制限を引き起こすことさえあった。 結局、学校から部活動はなくせない。 できるのは現在の姿のまま、教員の負担を減らす必殺の方法を編み出すこ…

「部活がなくなるわけがない」~私の“教員の働き方改革”案① 

教員の働き方改革というと必ず問題になるのが部活。 時間外労働が常態となっているためだ。 しかし部活をあれこれ考えているうちは、働き方改革は進まない。 なぜなら部活は、なくすことも学校から切り離すことも絶対にできないからだ。という話。 (写真:…

「更新しました」~キース・アウト

「日本経済の活力を削いでいるのは個人主義の欠如のためであり、日本はその教育の在り方を考え直さなければいけない」というが、ジョブズやザッカーバーグを生み出したアメリカの個人主義は、トランプや非科学的トランプ信奉者も生み出してるじゃないか kiet…

「プーさんはダースベーダーにしかなれない」~気になる東アジアの動向 

性格がしつこいので同じテーマで長々と書いていたら、 メモしておくべきさまざまなできごとが置き去りになってしまった。 中国や北朝鮮に気になる小さな出来事が続いている。 だから今のうちに、メモ、メモ・・・。という話。 (写真:フォトAC) 【死ぬ前の…

「その難しい世界に、私たちは子どもをいざなう」~反ワクチン派なぜかくも頑固なのか④(最終) 

インターネットのおかげで私たちの人間関係や活動範囲が広がり、 世界は狭まった。 しかしそれで人間たちは幸せになったのだろうか。 しかもその難しい世界に、私たちが子どもをいざなおうとしているのだ。という話。 (写真:フォトAC) かつて熱烈な進歩主…

「エコーチェンバーとフィルターバブル」~反ワクチン派なぜかくも頑固なのか③ 

インターネットこの方、世界はむしろ分かりにくくなった。 声が大きいだけなのか多数なのか。 そこにはネット特有の陥穽があり、 唯々諾々とはまってしまう恐ろしさがある。という話。 (写真:フォトAC) 【反ワクチンがワクチン派をノックする】 この夏、N…

「大切なのは自分がやったということ」~反ワクチン派なぜかくも頑固なのか② 

他人に押し付けられたことは長続きしない、 また、押し付ける側には何らかの意図があるかもしれない。 それに対して、自らの力で手に入れ、 自らの自由意思によって決めたことには価値がある、 そう考えることはあながち不条理ではない。という話。 (ヴィン…