2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
教職に限らず、体を壊してまで続けるべき職業はない。 しかしまだ多少の余裕がある人は、考えてみるといい。 他の世界はどうなっているのか、 いま感じていることがすべてだろうか、という話。 (写真:フォトAC) 【辞めるに辞められない】 教職一年目です…
教職は職人の世界だから、長く続ければ続けるほど楽になる。 しかし楽になるのは個人であって学校全体ではない。 それはこの国が子どもを丸抱えする伝統を持つからだ。 しかし恐れるな、上に政策あれば下に対策がある。という話。 (写真:フォトAC) 【保護…
学校の仕事は大枠で1年ごとのルーティーンワークだ。 だから基本的なことはわずか1年で身につく。つまり2年目は別世界。 さらに職人世界だから10年、まじめに取り組めば確実に身につく技能が多い。 つまり先に行けば先に行くほど楽な面が少なくない、と…
今月が終われば年度の前半も終わる。 しかしわずか半年で、すでに教員の世界から足を洗い、 別社会へ旅立とうとする若い先生方がおられる。 しばし待てとは言わない、しかしもうひとたび考え直してもらえまいか――。という話。 (写真:フォトAC) 【2021…
才能を持ち、役に立ちそうな自閉症児をこよなく愛したアスペルガーは、 一方で、“役に立たない命”には冷淡だった。 そうした子どもたちは次々と殺されていく。 第二次大戦後、彼が責任を問われることはなかったが、その死後、 業績にふさわしい絶賛と凄まじ…
1930年代、オーストリアの医師ハンス・アスペルガーは不思議な子どもたちの存在に気づいた。 高い言語能力を持ち、知的にも問題の少ない自閉症児たち。 やがて彼は観察記録を論文にまとめ世に問うた。 それがいつか忘れ去られた。という話。 (写真:フ…
二十数年前、私は不思議な児童と会った。 人の気持ちを逆なでる、妙なしぐさをする、謎のこだわりと集中。 考えてみると、そんな人間は昔からいたはずだ。 それらなのになぜ、彼らは長いこと忘れられていたのだろう。という話。 (写真:フォトAC) 【私の出…
緊急事態宣言下だというのに、一部の学校では「給食」という名の大規模会食会のために子どもを登校させている。しかも教委も保護者もマスコミも、誰も非難しないのだ。学校は最低限、子どもに飯を食わせていればいい、教師の仕事は給仕だとみんなが思ってい…
昔から思考が横滑りで、同音異義語が混乱することが多かった。 それが最近さらに昂じている 自分が分からなくなるだけならいいが、 しばしばその不謹慎に呆れる。という話。 (写真:フォトAC) 【同音異義語が切り替えられない】 同音異義語に関する切り替…
大腸ポリープの手術をした日に、計った心拍数が108。 さらに後日、飲み会に行ったら心臓が飛び出しそうなほど踊り始めた。 心臓では死にたくない。 身辺に整理しなくてはならない澱(おり)がたくさんあるからだ。 私の心臓に何が起こっているのか――とい…
大腸ポリープの手術をした。 私は他の人が経験できないことをやってみるのが好きだ。 モニター越しだが自分の腹の中、 そこで起こったできごとがおもしろい。という話。(写真:フォトAC) 夏休みが明けたら書こうと思いながら、延ばし延ばしになっていたこ…
8月半ば、新型コロナの感染拡大は、私たちを恐れさせるに十分な勢いだった。 ところが月末、今度は減少に転じるとその減り方も凄まじい。 もしかしたら私たちの人間関係は、 あちこちで袋小路になっているのかもしれない。という話。 (写真:フォトAC) 夏…
アフガニスタンは本当に不思議な国だ。 1970年以降、平和だった時期はほとんどなく、 国民は半世紀にわたって苦難の日々を送っているというのに、 侵攻してきたソ連・アメリカを撃退し、 弱体化するだけの力を持っている。という話。 (写真:フォトAC)…
大阪府で、緊急事態宣言下であるのも関わらず、府の要請に従わなかった教職員が775名も処分された。深夜まで残業をして、それから夕食に向かっても二人以上だと処分対象となる厳しさだが、それでも絶対にやるべきではなかった。 kieth-out.hatenablog.jp
新型コロナが現実の問題となってはや1年数カ月。 人々は既に耐え難くなっている。 だからといって決定的に優れた別の道があるわけではない。 誰かのせいにすべきでもない。 変えられるのは自分だけ、自分を置いて他にない。という話。 (写真:パブリックド…
菅総理が自民党総裁選への出馬を辞めた。 そこまで悪い総理大臣ではなかったと思うが、すこぶる人気はなかった。 だから辞めるのは仕方ないにしても、 私には思うところがある。という話。 (写真:フォトAC) 【菅首相、自民党総裁を辞めるってよ】 話題が…
夏の甲子園では選手と関係者が、感染対策という意味でもすばらしい仕事をした。 しかし同じことが日常の学校生活でできるとは限らない。 しかも子どもたちは24時間学校の管理下にいるわけでなく、家に帰ってしまう。 子どもとその家族が心配だ、いますぐ学…
肉体は黄泉と現世をつなぐ手がかり、 みんなで大切にすべきものだ。 だから独りぼっちでは死なせない。 人が最後に見る風景は、幸せなものでなくてはいけない。という話。 (ウィリアム・アドルフ・ブグロー 「死の前の平等」:パブリックドメインQ) 【今あ…
日本人には身体に関するある種のこだわりがある。 特殊な場面では肉体は何よりも尊いのだ。 たから家族を亡くすと、肉親は現場まで何としてもたどり着こうとする。 骨の一片だけでも拾うために。という話。 (写真:フォトAC) 【身体は、その一部も傷つけ…
外国の文化を受け入れようとするとき、 すんなり入ってくるものとそうでないものがある。 後者についていえば、その多くは私たちと本質的な部分で軋みを起こすからだ。 例えば私たちが知らぬうちに手に入れていた死生観、肉体観、生命観と。という話。 (「…
新型コロナ過では世界中でたくさんの人々が亡くなったはずだが、 その悲しみの実像はあまりにも報道されない。 どの国も自国の報道で精いっぱいなのだ。 しかしその中からも、世界の独特の死生観は見えてくる。という話。 (アルベルト・エデルフェルト 「子…
モデルナ・ワクチンの異物混入問題が深刻だ。 しかしそれを訴えながら、メディアは接種を思い留まるようには言わない。 非常に危険だがあとは自己判断で――。 いったい何のための警鐘なのか。 という話。 (写真:フォトAC) 【やはりワクチンを打ったのは間…